第33話実に爛れ崩れ身であつた。

実に爛れ崩れ身であつた。

目覚めれば底に多々へたる

然し、道はまだ、痛く照る

傍らに影は侍り、斜陽が瞬く。


網膜を喰らい尽くす、新た 、

感覚も覚束無い、乍、息を、、吐いた。


ゆゆかしき祭日

遊覧客はソソとゆく

実に晴れ腫れ賭し心地で贈る

天の川に千羽の鶴が哭く

ただ悔いもなく、永る。

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