第10話水上走ろうどこまでも走ろう、

水上走ろうどこまでも走ろう、

もちろん沈んでしまうけれど


どこまでも溺れて、

飲み込んだ海が私を膨らます

最期には飛ばしてくれるよ。


走馬灯は弾けてあの日の空に帰るんだ。

燃える水辺に陽は落ちたんだ。


抱けども掴めない君との距離

無慈悲な夜がボクを離さない


見透かすばかりの天体観測。

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