第233話 神の存在証明② 愛を受け渡すもの
〈アナトと騎士団、故イスカの魔力により現世へと帰還する〉
ティムガの草原で神獣騎士団第三連隊が整列していた。数を六十騎とやや減らしていたものの、その武威はクルケアンの貴族を羊のようにおとなしくさせるには十分なはずである。しかし、その日の貴族は上機嫌でその隊列を見ていた。王から神獣騎士団がもとの国に帰ると聞いてほくそ笑んでいたのである。
「おい、アスタルトの大神官とその神官兵がこの地を離れるそうだ」
「そうなると王の戦力は騎兵、歩兵に、ハドルメの兵達のみか、これは我らに運が向いてきたということかな」
「騒ぐな、カフ家のアドラムのように殺されるぞ。魔獣と共に王に襲撃をかけたのはよいが、ふん、失敗し殺されおって。貴族の代表が聞いてあきれるわ」
「な、なぁ、そのアドラムだが、本当に死んだのか?」
「寝ぼけているのか? 反逆者とはいえ、その家格故に神殿で葬儀を行ったではないか」
「……笑ったんだ」
「何?」
「棺の天板を打ち付ける前に、俺は覗いたんだ。そ、そしたら中のアドラムが、わ、笑っていた」
「臆病者め。死を恐れるからそのような幻想をみるのだ。さぁ、あの神獣騎士団が消えればタダイ殿と軍事教練だぞ。その根性、叩きなおしてもらえ」
草原に吹く西風が貴族たちの声を消し去っていく中、アナトは兜を脱ぎ、親友の前に立った。本人に伝えれば恐らく怒るだろうが、アナトは目の前の男を置いて行くのは不安なのであった。自分よりも人を優先する男であり、彼の存在だけがこの世界の均衡を保っている。自分を殺すな、お前はお前らしく弟妹に振り回されている兄であればいい。しかし別れに至ってもその願いは言葉には出ず、アナトはバルアダンの肩を強く握ってその目を睨みつけた。
「……バルアダン、俺は先に行く。必ず後から来い」
「勿論だ、アナト。この世界の真実を見極め、未来を救いにいくとも。死ぬんじゃないぞ」
「おいおい、俺が死ぬとでも思っているのか」
「少なくともお前は私の目の前で、自分の命を犠牲にして敵を倒そうとしたな。そんなやつの言葉を信じろと?」
「そうか、記憶を失う前の俺がそうしたのだな」
アナトは笑った。自分を殺すなよ、というつもりが自分も同じことをしていたのだ。やはりこいつとは馬が合わないらしい。人は誰しも鏡を見ればその像に向かって不満をいうものなのだから。
アナトは神獣騎士団の隊列に戻ろうとして踵を返したが、途中でふと振り返った。草原にひときわ強い風が吹き、アナトは目を細める。そして巻き上げられた砂塵によってバルアダンらの姿が薄れると、やおら恐怖感が胸の奥で育っていくのを覚えた。
「サリーヌ!」
「はい、アナト!」
「その男を頼む。強がってばかりでいて、そして何でも背負い込むこの弱い男をな」
「勿論です。世界が終わるとしても、私はバルアダンと共にいます」
砂塵の向こうからサリーヌの凛とした声が聞こえたかと思うと、次いでバルアダンの声が草原に響く。
「ニーナ!」
「はい、バル様!」
「その男を頼む。人の事なぞ関心がないと装って、結局は人一倍優しいその男をな」
「勿論です。世界に捨てられたとしても、私はこの人と共にいます」
風が止み、砂塵が地に落ちた時、アナトとバルアダンは一瞬だけ目を合わせて頷いた。トゥグラトがそのアナトを急かすように隊列を指し示す。
死の間際にイスカがアナトにかけた印の祝福が発動していく。アナトは赤い光に包まれ、それをトゥグラトの力によって増幅し、神獣騎士団全員を包み込んでいった。
イルモートの記憶を取り戻しているトゥグラトは、イスカの力に舌を巻いていた。月の祝福を使って時空を飛び越える場合は祝福者の命をその代価に支払う。在るべき状態に戻すことが本質である、印の祝福者でさえ数人しか元の時代に帰還させることができない。しかしイスカはそれを数十人単位でイスカは行ったのだ。息子であるロトを救う為に……。
人は他人のために命を捨てられるのだな、そうトゥグラトは呟くと、権能杖を高く振り上げた。赤い雷光が草原を穿ち、砂塵と共にアナトたちは姿を消した。
暗い空の道を騎士団は飛翔していく。来た時とは違い、黄金の紐の導きはない状況で、アナトは必死にもとの世界との繋がりを探していた。自分がイスカに託された願いこそ、その繋がりであるはずだった。
「ロトよ、ヤバルとイスカの子のロトよ。父母の願いを聞け、そして父母の強さを知るのだ。俺の声が聞こえるか!」
アナトは暗い空の向こうにわずかな光点を発見した。あれこそ元の世界にいるロトの魂の光であるとみたアナトは、連隊をその場所まで導いていく。しかしその光は時に揺らぎ、時に消えそうになるのだ。それは大事なものをなくした子供の泣き声のようだとアナトは思う。光が消えかけると空の道も消失し、アナトは自分たちがこの闇に消えていくような錯覚を覚えて焦慮した。
「消えるな、くそっ、ここまで来てたどり着けないのか」
「兄さん、あそこに別の光が!」
「やむをえん、第三連隊、あの光に向けて飛び込め!」
どのくらいの時間が経ったのだろう。もしやまた過去の世界に来てしまったのかと恐る恐る目を開ける一同は、クルケアンの姿を認めるとほっと胸を撫でおろした。
「連隊長、もどってきました。あれは、あれはクルケアンです!」
「いや、違う。総員、隊列を元に戻せ。このクルケアンは何かがおかしいぞ」
アナトの言葉に連隊は辺りを見渡した。そして虚空に浮かぶ、切り取られた世界のようなクルケアンを見て動揺する。それが恐慌に取って代わる寸前、ニーナの歓声が彼らの平静を取り戻させたのであった。
「クルケアン頂上に人だ! あぁ、あれはサラ導師とイグアル導師、あぁ、タファト先生もいる!」
ニーナが頂上に飛び降り、タファトに向かって駆け寄り飛びついた。
「先生、先生、あたいね、あたい……」
「レビ、いやニーナ。何もいわなくていいの。よく頑張ったわね。お帰りなさい、私の愛しい教え子」
ニーナに続いて頂上に着地したアナトは、サラ導師の姿をした女性に詰め寄った。
「サラ導師! 俺にはここがどこだかわからぬ。なぜあなたがここにいるのだ?」
「アナトよ、過去への旅から戻ってきて悪いが、早く現世に戻るがよい。タファトの
「導師……」
「いや、その前にお主が会わなければいけない者がおる。何しろその者は研究をしながらここでお主の事をずっと待っていたのでな」
頂上で本を読んでいた男が、アナトの姿を認めると静かに本を閉じて立ち上がった。本の形をしたクルケアンの記憶は虚空に消え去り、神官服を着た男はアナトとニーナに慈愛の目を向ける。
「成長したな、ダレト」
「……俺はアナトだ。神殿長、いや教皇シャヘル」
「そうだな、そうであった。アナトよ、私を呼ぶのなら神殿長でよい。教皇としてのシャヘルの内には、私の魂はもうすでにないのだから」
「なれば神殿長、貴方は教皇の魂に追い出された、元のシャヘルの魂だといいたいのか」
「正確にはその魂の一割ほどといったところか。なればこそ、この虚空をさまよい、そしてクルケアンの記憶であるこの世界に辿り着くことができた。さぁ、アナトよ。お主はただクルケアンに帰還するのではない。魔獣を人に戻す術を知り、ハドルメの民を救う為に戻るのだ」
「神殿長にはその手段がお分かりだと!」
「あぁ、そうだ。しかしそのためには少し昔話をせねばならん。ニーナ、しばらく兄を借りるぞ。しばらくそこのイグアルをからかっておれ。何しろタファト殿と今しがた結ばれたばかりだからのう」
ニーナの叫び声を背後に、シャヘルはアナトを下層に誘った。そこには小神殿があり、そしてシャヘルは内部の病室へと足を向けたのだ。アナトは魂に悪寒が走り、膝が笑うのを感じて躊躇する。
「何故だ、何故ここに来なければいけないのか。本当にここで魔獣を人に戻せる術を知ることができるのか!」
「ダレトよ」
「違う! 俺はアナトだ」
「ではなぜ叫ぶ。ここは只の病室。お主がわめく必要はないのだ」
「違う、俺は、俺は……」
シャヘルは病床の脇の椅子に腰かけ、アナトにも椅子を勧めた。
「クルケアンよ、その記憶をここに」
病床が光に包まれ、幼い少女がそこに横たわっていた。アナトが驚いてシャヘルを振り返ると、そこで見たのは若い姿をしたシャヘルが立ちつくしている姿であった。
「……絵描きの薬師様、私はもうだめみたい」
「何をいっているんだい。昨日もお兄さんが来て看病をしてくれたんだろう? それからずいぶんと元気になった。ほら、私が描いた君の絵もできあがったところだ。次はお兄さんと君の遊んでいる絵を描きたいな。だから薬をお飲み、ニーナ」
ニーナ! それは自分の妹の名前だ。アナトは病床に近づき、少女の顔を覗き込む。ニーナ、いや違う。いつも軍務を助けてくれる妹の目は琥珀のような色をしている。しかし目の前の少女の瞳は自分と同じ、黒に近い蒼色なのだ。
「真実を知るのが怖いか、アナト」
シャヘルが後ろに現れてそういい放った。
「真実は必要なのか? 苦しむぐらいなら俺は忘れたままでいい」
「そして苦しむ妹を見ぬふりをすると? 呆れた兄だ、ならば次の記憶を見るがいい……」
そこは神殿の奥の院へ続く一室であり、先ほどの少女が手鎖をされて横たわっていた。太り気味の神官が、もう一人の神官に向かってになにやら報告をしている。
「アサグ様、この小娘、魔障をおさえきりましたぞ。暴発もせず抑え込むとは聞いたこともありません。しかし、祝福の力さえあればその魔力を有効に使えたのでしょうが……」
「魔障を押さえたのはラシャプ様の力によるものだ。この娘は運がいい」
「このナブー、良い考えが浮かびました。この娘を洗脳し、神殿の敵を前にしたとき暴発させればいいのです!」
「お主に任せる。家族には死んだとでも伝えるがいい」
「了解です、では洗脳の後はアサグ殿の機関に所属させましょう。新しい名が必要ですな」
「サリーヌ」
「は?」
「サリーヌといったのだ。トゥグラト様がそう名付けよとのことだ。……四百年前にはありふれていた女の名前だ」
「はぁ、アサグ殿がそういうのなら」
そして少女はニーナという名を忘れ、サリーヌと名付けられた。花を手折る代わりに剣を握り、友人と手をつなぐ代わりに敵の手に縄をかける。アナトはその凄惨な光景を目にして、胸を掻きむしった。
「サリーヌ、サリーヌがニーナだと?」
俺は本当の妹の前で、琥珀色の目をした娘をニーナと呼んでいたのか。いや、サリーヌも記憶は戻っていないはずだ。ならば大丈夫だ……。
アナトは狼狽えるように壁に手をつき、そして座り込んだ。
「もうやめてくれ、クルケアン。真実はもういいんだ……」
やがてクルケアンは一人の男の部屋を映し出した。アナトはそこに覚えのない自分がいることに気づく。
「あぁ、あれは記憶を失う前の俺自身か」
男は荷物から一枚の絵を取り出し、何もない部屋の壁に貼り付けた。そしてその絵をしばし眺めると剣を取り部屋を出ていった。
「あの絵は確か……」
「そうだ、私がニーナの為に描いた絵だ。病室に貼り付けられた絵をお主が引き取ったのだよ」
「あの男にとって妹は死んだことになっている。そして妹は記憶を失っている。ならば絵なぞ意味はない」
「アナトよ、魂に刻まれた記憶がそうやすやすと忘れられるとでも思うのか。お主がニーナの名を覚えていたのは、それだけ妹を愛していたということだ。ならば妹もそうであると何故わからん」
アナトは部屋から出ていく自分の後ろ姿を見送りながらうな垂れた。もしやサリーヌは俺の事を覚えていたのだろうか。アナトとしてバルアダンと敵対した俺を、兄として見てきたとでもいうのか。
扉が静かに開く音が聞こえ、アナトは戸口を見る。そこにはサリーヌの姿があった。機関所属の者としてアナトの内偵に来たのだろうか、厳しい目つきをしている。何もない部屋に失望したのか、それとも安堵したのか彼女は大きく息をついた。しかし、部屋を出ようとした時にサリーヌは少女の絵を見つけ、震える手でそれをなぞり始めたのだ。
「私……、兄さん……」
「サリーヌ!」
「私は、誰……」
雨音が聞こえ始め、それはやがて激しく窓を打ち付け始めた。サリーヌは大切な何かを探すように手を組んで祈るように泣き続けていた。
アナトはよろよろと立ち上がり、許しを乞うように妹の手を握りしめるように跪いた。
シャヘルが権能杖で地面を軽く叩き、やがてクルケアンの北壁へとその光景は変わる。そこには、アサグによって首を搔き切られた少女が苦しげに呻いていた。それはダレトではなく、アナトにとっての妹であるニーナの姿だった。アナトは怒りの感情が巻き起こり、妹を瀕死にしたアサグを切り刻むものの、幻にむかって振り下ろした剣は魔獣石の床にあたって火花を散らすだけだった。
「ニーナ、ニーナ!」
そのニーナにはサリーヌとダレトが駆け寄り、月の祝福で治療を始めていく。サリーヌはダレトの魔力に苦も無く同調し、ニーナの治療を続けていた。
「ダレトができるんです。私が出来てもおかしくないでしょう」
あぁ、サリーヌ、君は俺の事を覚えていたのかとアナトは慟哭する。
「まだだ、アナトよ。もう一人の娘の事をお主は思い出さねばならん」
シャヘルの権能杖が指し示す先には、魔力を暴走させ、我が身を犠牲にアサグを倒そうとするダレトがいた。
「ダレト! あたいも一緒にいく……」
レビと呼ばれた少女が爆発寸前の魔力の光に飛び込んでいく。そして彼女を救うには間に合わないと悟ったダレトは、むしろ感謝するように少女を抱きしめた。
「レビ、この馬鹿が」
「それはこっちの言葉だよ。馬鹿ダレト。一緒にって約束したでしょう?」
「あぁ、そうだ。行く先は地獄かもしれないが、構わないな?」
「……うん」
レビ、レビ、レビ! アナトはその言葉を心の中で何度も叫ぶ。こんな自分を慕い、地獄までもついてきてくれる少女。彼女は自分が記憶を失った後も妹のニーナとして、自分の心を埋め続けてくれたのだ。
アナトはシャヘルにその顔を向け、貧相な男の慈愛に満ちた瞳を見て、自分がこれまで成してきたこと、そしてこれから成さなければならないことを悟った。
男の魂が震え、熱が全身を駆け巡る。
「問おう、お主の名は?」
「我が真名はダレト。サラ導師の弟子にして妹を奪った神殿に復讐を誓った者」
「ならば、これからどうその身を処する」
「今の俺は神官アナト! クルケアンの市民の為、そしてサリーヌとニーナの為に神殿の悪を討とう」
「さぁ、アナトよ。今お主は真実の名を思いだした。それこそが魔獣を救う手段なのだ」
「名ですと?」
「神が獣に愛を与えて人に成した。しかし獣でも家族愛はあろう。では人と獣の違いは何か、それは親が与えた名である」
シャヘルは語る。獣を人に足らしめた神の愛はその時の魔獣のみ享受できたものである。祝福と同じく子にそのまま受け継ぐことはできない。しかし人は我が子に願いを込めて名付けることで、神と親の愛を子に受け渡すことができるのだ、故に魔獣の中の魂にその名を思い出させれば、祝福を取り戻し人に戻ることができるのだと。
「アナトよ、悪神を討ち、王と共に魔獣となったハドルメの民の精神の内に入り、その名を思い出させるがよい。魔獣であれば人に戻ることが可能だ。魔人であれば一人の魂しか救われぬが」
「シャヘル、名を思い出させる方法はどうすればよろしいのでしょうか」
「その方法は記録しかない」
「この都市の記憶のようにハドルメの記憶が残っていればそれも叶いましょう。しかし……」
「ハドルメにはない。故に記録を残すのだ」
シャヘルは黄金の矢を取り出し、アナトに渡して、矢に文字を彫るように指示をした。
「過去のバルアダンに向けて矢を放ち、伝えるのだ。ハドルメの全ての民の物語を記し、クルケアンのいずこかに秘蔵せよ、と」
そして再びシャヘルは床を権能杖で小突くと、次の瞬間には彼らは頂上に戻っていた。
アナトは短剣に祝福を込めて矢に文字を彫り、ナンナから渡された弓を受け取ると空に向けて引き絞った。
「聞こえるか、バルアダン! 俺とお前で世界を救うのだ。現世のクルケアンで待っているぞ!」
黄金の矢が空を切り裂く境界線のように、世界を分断していく。消えゆく光を見ながらアナトは必ず友の元へ届くと確信していた。
〈草原の国アスタルト〉
満月の夜、ティムガの草原の
「父さん、一体何があったの?」
「アドニバルか、大切な友人からの手紙が来たんだよ」
「父さんがいっていた、昔に旅立ったという大神官様のこと? すごいや、僕、ロト兄さんに伝えて来るね!」
「あなた、いよいよその時が来たのね」
「そうだ、サリーヌ。私たちの最後の戦いが始まる。あぁ、ほら君の兄さんの字を見てごらん」
「あの人を兄と呼べるのはニーナだけよ。私はその名を捨てたから……」
サリーヌは、急いで彫られたであろう荒々しい字を見てせっかちなあの人らしいと苦笑する。しかし、最後の字のみは丁寧に彫られていることに気づいて目を寄せた。
「以上をわが友バルアダン、そして愛するもう一人の妹に託す、だとさ、サリーヌ……」
「ダレト兄さん……」
月がティムガの草原を照らす中、サリーヌは矢を抱きしめて静かに泣いている。
バルアダンは愛する妻の肩を優しく抱き寄せ、空を見上げて友を想った。
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