人物紹介① クルケアン設定①

前半の人物紹介① クルケアン中層・下層設定

物語の序章までお付き合い下さり、ありがとうございました。

前話の星祭り篇までが一区切りとなります。

これから少年たちがそれぞれの道を歩み始めます。ご期待ください。

またキャライラストをピクシブで掲載しております。https://www.pixiv.net/users/47243078


この物語は基本的に子供視点の時は一人称で、大人や、多人数で話が展開される時は三人称で描述しています。中盤では軍や政治の話が多くなりますので三人称視点が多くなります。

この世界の大人であり、クルケアンの中心人物になっていくバルアダンなどはこれから一人称が減っていくことになります。


中盤へ行く前に人物設定のまとめをご覧ください。


階段都市クルケアン 人物紹介①


クルケアンの若者たち 登場人物


主人公たち

セト 

印の祝福を授かり、サラ導師の弟子となる。


エルシャ

 水の祝福を授かり、イグアル導師の弟子となる。


バルアダン

 武の祝福を授かり、飛竜騎士団としてクルケアンの治安を守る。


アスタルトの家

 エルが組織したタファト門下の訓練生の集まり。


エラム

 水力計算機など祝福に拠らずして街づくりを考える少年。


トゥイ

 エラムの幼馴染、クルケアンの伝承や物語を収集している。


ガド

 衛士を目指す少年、家族を魔獣に殺されている。


レビ

 貧民街の少女、養父は賢者ヤム、ダレトを兄替わりとして慕う。魔人アサグとの戦いでダレトを追ってその姿を消す。



導師

 優秀な祝福を授かり、クルケアンを導く者


タファト

 太陽の祝福者、ガドの叔母、家族を魔獣に殺されている。


イグアル

 水の祝福者、八つしかない大塔の管理者の一人


サラ

 月の祝福者、賢者にして元元老(プロ・ナギ)


ヤム

 貧民街の老人、サラの師匠。



 神殿とクルケアンの主導権をめぐって対立


シャムガル

 元老、権力闘争に倦み、精彩にかける。


ラメド

 兵学校校長、元飛竜騎士団、サラとは上司・部下の関係であった。


べリア

 飛竜騎士団団長、バルアダンと共に武の祝福の持ち主


フェルネス

 飛竜騎士団隊長、バルアダンの目標というべき存在



評議会

 神殿、軍、貴族、ギルドからなる最高機関、トゥグラト、シャムガル、サラの三人の元老により主導していたが、サラの隠棲で現在は二名となる。


神殿勢力


トゥグラト

 教皇にして元老、クルケアンの表裏を支配する。


シャヘル

 神殿長、神の存在を証明するため出世をして奥の院の知識を求める。


アサグ

 特務の神官、爬虫類のような冷たい目を持つ魔人。


ダレト

 特務の神官、妹のニーナを神殿の魔力実験で失い、神殿と神の存在を疑う。魔人アサグとの戦いで魔力を暴走させその姿を消す。


サリーヌ

 特務に従事する神官、記憶を失う前はダレトの妹ニーナ。


家族

ガムド

 セトの父、隊商(カールヴァーン)の長


ハンナ

 セトの母、糸の宝石のギルド《ポワン・クペ》所属


メシェク

 エルシャの父、天秤のギルド《イオレペレー》所属


ツェルア

 エルシャの母、糸の宝石のギルド《ポワン・クペ》所属》


ラバン

 バルアダンの父、父ヒルキヤの連座で家族ごと下層に追放された


ユディ

 バルアダンの母、糸の宝石のギルド《ポワン・クペ》所属


ヒルキヤ

 バルアダンの祖父、赤い光の調査が異端審問の対象とされ追放


ダルダ

 ガドの父、魔獣に襲われ死亡


アルル

 ガドの母、タファトの姉、魔獣に襲われ死亡


フェンディ

 ガドの妹、魔獣に襲われ死亡



クルケアン中層~下層の設定


 百一層以上の中層はギルドの大規模な工房によって構成されている。上層へ魔獣石を加工したり、大塔の維持管理をしたり、また、大規模な工作機械をもって都市設計に必要な工業製品を作製している。東西の二つの塔に分かれるような構造で、その塔を結びつけるように上層が存在する。

 百層は大廊下とよばれ、風が吹き抜けるためにここから東西に建物を分割した。大廊下の中心部の下は空洞であり、そこに神殿が守られるようにして存在している。

 下層から一気になだらかな階段状となり、住宅地や公共施設などが広がる庶民の層となる。如何に魔獣石と雖も積み上げるには下層の土台が必要であり、クルケアンの上方へ建設していくためには下層の横幅の拡大をしなければならない。

 北側には北方からの瘴気や魔獣襲撃に備えるため百層まで北壁と呼ばれる壁となっている。ために北側では階段状の構造は見られず、山のように巨大な壁が屹立している。この北壁と外周の城壁の間に貧民街が存在し、魔獣の被害が一番多い箇所となっている。

 東~南側は海に面しており、漁港も存在する。大きな灯台は五十年近く前までは外洋船が来航していた名残である。セトの祖父ギデオンが最後の外来者となっている。

 南~西側は街道が存在し、西方の小都市国家群との交易が盛んである。


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