第61話交流x格闘技大会(試合進行中)

 続く第五試合はエルフのジョセフとBランク冒険者のキィだ。


 ジョセフは登場時の紹介のされ方でも察せられるがヴァイト州在住エルフ族でもエルフらしからぬ激しい気性の持ち主と評判の男である。


 同じエルフからは「エルフの皮を被ったオーガ」だの「祖先に魔族辺りの血筋混入してるのでは?」など囁かれるぐらいに血の気が多くてやや粗暴なとこがあるという。


 ここの世界のエルフはお約束的なエルフ、いわゆる「弓と魔法に秀でており恐ろしく寿命が長くて美しく理知的であるが気位が高くて自分ら以外を見下してるベジタリアン」というわけではない。


 いや、そういうベタなの居るには居るけど少数だ。人間にだってそういう面倒くさそうな奴が居るのと同じ理屈だよ。


 エルフにも個性はある。挙げたようなのに該当しない奴も当たり前のように居る。種族として共通してるのは寿命が長いのと外見は基本的に悪くないぐらいではないだろうか。


 そんな世界のエルフでもジョセフみたいな性格は中々いないらしい。厄介者扱いされて嫌われてるとかではないが、短気すぎるので接し辛く思われてるようだ。


 他種族との交流でもエルフらしからぬという評判を貰って本人もいささか腐ってたらしい。今回を機会に先入観を少しでも取り払って自分と言う個人で見て評価して欲しいという。


 一方のキィもある意味ではジョセフと同じく自分を見てもらいたいという願いが参戦理由だ。


 ヴァイト州の冒険者ギルド在籍で数少ないBランクパーティー。そこのリーダーを務めているから実力はある。特に人柄に問題なくでこれといって何かあるわけではない。


 だが彼にとって「何かあるわけではない普通の人」というのはいささか嫌らしい。


 それは同じBランクにフージという自分とは違って個性の塊みたいなのが居るからだった。


 見た目も言動も戦い方もとにかくフージは目立つ。ともすればここでのBランクといえばと問われたらまずあのヤンキーの顔が浮かぶ奴が多数であろう。


 命がけの仕事なのだから奇抜さより堅実さが求められるだろうし、多分フージはウケ狙いでなく素でやってのけてるだけであろう。キィがそこまで意識する必要性はないと思う。


 しかし彼はどうやら目立ちたがり屋な節があるらしく、今までは機会が無かった事と無理に目立とうとして仲間に迷惑をかけてしまうという常識的な良心が働いてたことで大人しくしてたに過ぎないという。


 予選や一回戦での戦い方がそれを示しており、周囲に力を見せる事を優先して派手な立ち振る舞いの代償に隙を作りやすく素人から見ても危なっかしいものがあった。


 しかし流石にここまで来てそんな戦い方は即敗北に繋がる。そういう動機である以上は一つでも多く勝ち星上げたいと思ってるなら見直すべきだろうが本人はどう考えてることか。


 今にも殴りかからんばかりな殺意漲らせた形相してるジョセフと観客に向かって両手を挙げて健在っぷりを誇示するキィ。


 承認欲求満たしたい者同士の一戦はある意味で結末が読めないし試合展開も読めない。


「さぁーて今回の試合ですが、節令使様如何でしょうかこの一戦は?」


「……」


 読めないけど仕事だから無理くりにでも何か語らないといけないわけでして。絶対来年は解説者探してやるぞおい。


「……そうですな。ジョセフ選手はいわゆる喧嘩殺法というべき戦い方でフージ選手と同じ類というべきで、もう一方のキィ選手は本来槍使いながらも中々の打撃技をもって勝ち残ってきてます」


「どちらも地金はあれども技能的な点では素人寄りなので甲乙つけ難いわけですね」


「ですね。ただキィ選手にとっては仮想フージ選手ともいえる相手。彼と当たる事を想定してるとなると、類似してるジョセフ選手はやや不利かもしれませんね」


「エルフともなれば視力の良さなど身体能力がありますがそれでもですかね?」


「先の戦いでモモ選手がハーフエルフのイアン選手を倒してます。遮蔽物の多い広い場所ならともかく、あのような何も遮るものがない狭い場所でそれを生かせるかどうかは個人の技量となるので難しいところですね」


「なるほど。節令使様ありがとうざいましたぁ!さぁて、いよいよ二回戦第五試合目のゴングが鳴ろうとしておりますぁーす!」


 シャー・ベリンの絶叫と共に沸く観客たち。リングでは互いの拳が届く距離まで接近して睨み合う両者がゴングを待ち構えてる。


 差ほど待つことなく、試合開始の合図が高らかに鳴り響いた。


 両者とも怒声を挙げつつ正面からぶつかっていく。


 最初の一撃は互いに防御もせずに拳を振り上げて顔面目掛けて振り下ろされる。クロスカンターのようだが、リーチが少し長かったのかジョセフの方が相手より深めに入り込めてるようにも見える。


 だがキィは踏みとどまってもう片方の拳をジョセフの胴体に叩き込もうと動かす。察したジョセフは唸り声一つ挙げて同じく空いてる方の腕を使い己に迫ってくる拳を肘打ちで叩き落とした。


 負けじとキィは今度は脚を動かし相手にローキックをお見舞いするもジョセフも肘打ちした腕を振り上げて相手の肩を殴りつける。


 互いに一歩も引かずに近距離での打撃戦。技巧などなく「一歩でも引いたら負けだ」と言わんばかりにメンチきりながら相手の殴れそうなとこを殴りつけていく。


 種族のはみ出し者という偏見を見直してもらいたい奴と同格の同業者の陰に居る(と思い込んでる)立場を見直してもらいたい奴の意地の張り合いだ。


 単なる見栄の張り合いではあるが本人らにとって面子こそ今は大事なのだろう。


 それはそれでいい。自分の譲れないとこの為に戦う事そのものはいいんだ。その必死さが観客を魅せる要因になるだろう。


 だがなぁ。


「オラッ!いい加減降参しろや人間ェ!!」


「うるさいエルフ!お前こそしつこいぞさっさと倒れろ!!」


「うるせぇよお前みたいな地味そうな奴の指図なんざ聞く気ねぇよボケェ!!」


「はぁぁぁあ!?お前エルフなんだからさっさと負け認めて静かに魔法とか弓矢の鍛錬でもしてればいいんだよ!!」


「エルフがそれだけしか無ぇみたいな言い方すんじゃねーよ馬鹿にしてんのか人間風情が!!」


「顔ばっかり殴るんじゃない!勝ったときに腫れ上がった顔を見せても目立てないだろう阿呆!!」


「知らねぇよなんでお前の顔なんて気にしなくちゃならねーんだよアァン!!?」


 殴り合いながら罵り合ってる光景は試合というより路地裏でチンピラがやってる喧嘩そのものである。一分一秒ごとに顔は腫れて流血もしてきて雰囲気を一層引き立てていた。


「いやー、なんとも見苦しい光景が繰り広げられてますぅー!!予選辺りならまだしも本選のこの時点でこのような戦いが起こると誰が予想しましたでしょうかぁー!」


「本人らが必死なのは分かりますがこれは解説しようのない事態ですな」


 シャー・ベリンの呆れ交じりの実況に俺は全面的に同意せざる得なかった。


 この時代の文明水準考慮すべきだ。現代地球のような形整った上での格闘とは違うのだ。そもそも戦いに綺麗汚い持ち出すのは少し違う気もする。


 と頭では分かっているんだが、眼前の光景のドタバタ感はその前のリッチ選手の鮮やかな手並みもあって悪い意味で泥臭い。


 最初は血気盛んな空気に触発されて沸き上がっていた観客らも引きはじめたのか、次第に声援から戸惑いの騒めきへと変化していってる。


 色んなもの無視した極端な話になるけど、現代地球よりも法秩序やモラルが低い中世だとそこらへんで大の大人が流血沙汰の喧嘩やらかしてるのは日常の風景だ。つまり彼らにとって見慣れた光景ともいえる。


 ここにはまったく違うとはまでは言わないけど少しは違った殴り合いが観れるということで金出して来てるのだ。本人ら大真面目なの見ればわかるから止めはしないけど、主催者的にもうちょいなんとかならんかと苦情は言いたいぞ。


 さっさと終わればよかったのだが、期待に反して泥試合となった。


 展開読めないと予想してたけどこんな読めなさ望んでなかったんですけど俺。


 意地の張り合いでもこの二人に限定していうなら最後辺りは当初の目的忘れて同族嫌悪の領域に達してるレベルの我慢比べみたいになってた。


 罵り合いも語彙が尽きたのか顔殴られてまくって口が上手く動かないのか「オラッコラッ」としか言わなくなってたな両者。


 試合開始から三十分経過。一試合にしては長い方である。


 結局最後にリングに立ってたのはジョセフであった。顔を中心に全身殴り殴られしてたので見るからに満身創痍で紙一重の勝負だった。


 拍手も歓声まばらでそれもようやく終わったことへの安堵感からのものだが、ジョセフ本人は気づいておらず付き添いに支えられながらリングを後にしていた。さてポーションですぐ回復出来るものかねあのダメージ。


 キィも担架で運ばれていきリングも軽く清掃作業が入る。


 微妙な空気が流れる中で続く第六試合はモモと武闘家のぺガルである。


 ぺガルは格闘技大会と銘打ってるのに勝ち残ってるのは格闘技を専門にしてない人らが多い中で数少ない格闘技を専門にしてる人である。


 魔物相手には槍や剣を主に使うが護衛など対人向けクエストでは自慢の拳法を振るってパーティーに貢献してるというCランク冒険者。


 予選を含む今までの試合でも手堅い試合運びで勝利を得てきた男であり、今回みたいな様々な人種参加のでなく人間メインの大会ならイイ線行けると思わせられる。


 俺はモモが勝ち残る可能性があると思ってるが必ずとまでは行かない。あくまで他の奴よりマシなだけで強敵ではあるのだ。


 なまじ知り合いな上に年頃の女の子がボロボロに成りかねないとか本当に困る。ショープロレスならともかくこういうガチなやつだと特に。


 大した怪我なく程々に勝ち残るかもしくは大した怪我なく負けてくれればいいんだけどこればかりは本人の気性が許さないからなぁ。


 いやでもこの一件で部族側が何か言い出したら今回の企画台無しになるんだよなぁ。こんな事なら族長らに同意書にサインでもさせておきべきだったか参加させるときに。


 自責とか後悔とか割と保身寄りの心配してる俺などお構いなく周りは再び盛り上がりを見せだした。傍にいるマシロとクロエも何皿目かの軽食を指で摘まみながら完全に他人事と見なして観戦体勢。


「お前らさっきから喰ってばっかじゃねぇか。少しは心配してやれよ一応知り合いなんだから」


「えー?だって自己責任ってやつでしょこれー。モモっちも承知の上で四角いジャングルに乗り込んでる以上は私らが心配してやる義理ないっしょー」


「くくく、不安と自己保身のミックスサンド。純粋なる善意の欠けし半端なロイヤルのマインドアサシン」


「保身に走る性根持ってる以上はとやかく言う権利ないんだから腹を括れ。ってクロエが言ってるわよー」


「……そりゃそうだけどよ」


 俺が純粋に相手の身を心配してるわけではないことを看破されてしまってるのでこれ以上何も言えなくなった。


 言ったところでどうにかなるわけではないとはいえ、最早心配することすら偽善ともなれば確かにモモの実力を信じるしかないのだろうな。


「さぁーて気を取り直しましてぇ、第六試合開始致しまぁす―!武闘家冒険者ぺガル選手対部族部隊隊長モモ選手の激突だぁ――!!」


 シャー・ベリンの宣言と同時に試合のゴングが鳴り響いた。


 開始と同時に両者構えをとり距離を測るかのように身体を前後に揺らしだす。


 先程の試合とは違っていかにして先制攻撃を叩き込むかを考えてるのか慎重な姿勢だ。しかし漂う緊張感が伝わってくるのか観客の沈黙も否定的な雰囲気ではない。


 睨み合いをすること二、三分。先に動いたのはペガルであった。


 やや首を前に傾かせ腕で顔をガードする形。ボクサーみたいな構えのまま距離を詰めていき、勢いを落とすことなくモモの顔面目掛けてジャブを繰り出した。


 ボクシングでいうなら初手のジャブは牽制ないし主導権を握るための一手。威力は二の次で素早く当てることを主体にしてるとはいえ、女性相手でも躊躇うことなく顔面に叩きつけようとするのは流石実力が物を言う冒険者稼業か。


 前ステップを踏むと同時に伸ばされた腕が拳がモモの顔面に当たる直前、彼女は咄嗟に両腕でガードをして凌いだ。


 だが最初の攻守がこれで決まってしまった。自分が攻めに回ってると確信したペガルは防御態勢を解かれぬように続けざまに拳の乱打を浴びせかける。


 防御されたままでは駄目なのでは?と思う者も居るだろうが、彼は速戦ではなく戦いの主導権を握る事を優先したという事だ。


 攻め続けれてれば腕が持ちこたえられないだろう。ガードが下がるか腕に限界来る前に無理矢理攻めに転じるかしかモモにはない。そこに生じた隙を更に突いていけば勝ち筋が見えてくる。恐らくこれがペガルの狙いだ。


 サンドバック状態になったモモが一歩二歩と後退していく。優勢を感じつつもペガルはそれでもモモの腕目掛けてジャブやフックを繰り出し続ける。


「おおっとペガル選手が攻める攻めるぅ!!流石のモモ選手も動きを封じられては成す術もなく殴打を受け続けるしかないのかぁ――!!?」


「確かにこのままですとそうなりますね。無理にでも応戦しないと埒が開きませんが、問題はどのようにして反撃するかでしょうね」


 素人ならまだしも格闘技を専門にしてる相手だと少しばかりの強引さは対応されてしまうだろう。それこそ数手先とまでは言わないが二手先ぐらいはペガルも読んでることだろう。


 しかしとにかく反撃しないと先に進まない。モモもその程度は十分分かってるんだろうがどうするのだろう。


 内心ちとばかしハラハラしつつ見る中で動きがあった。


 何発目かのジャブを繰り出そうと左拳を叩きつけるペガル。


 その瞬間であった。モモがガードを解いて素早く彼の左腕に組み付いたのだ。


 動きは素早かったとはいえ完全にジャブを防げたわけではなく、拳の一部分が頬にめり込む。それにも怯まずにモモは取った左腕を力強く引き寄せつつそのまま蹴りをペガルの胴体左部分に叩きつけた。


 だがペガルも腕を絡まれた瞬間に反撃を察知したのか身体を軽く屈めて腹に力をいれていた。だからなのか蹴りの直撃を喰らっても短い呻き声を上げるだけに留まっている。


 反撃が思うように決まらなかった事を悟ったモモは掴んだ腕を振り回してそのままの勢いで手を離す。


 蹴りと急な振り回しに力が入りきらないペガルはモモが距離を取る事を許してしまうが気を取り直して再び構えて対峙する。


 観客らが一連の攻防に歓声を上げる。


「モモ選手、なんとペガル選手の猛攻から逃れられたぁ―!再び距離を取り対峙するとこまで持ち直すとは驚きですね!!」


「上手くやれたとはいえあれは誤れば顔面直撃でしたよ。もしかしたら見計らってたかもしれませんが無茶をするものです」


 単に殴られ続けてたわけではないとはいえタイミング間違えてたら一発KOだってありえるとかマジ脳筋のギャンブルじゃねーか。二度通じるとは思えないぞおい。


 もしかしたら攻撃の一つは封じられはしたかもしれん。また同じ防ぎ方されるのではと警戒するかもだが、それはそれで相手は別のやり方に切り替えるだけだろう。


 いかにして相手が切り替える前に攻めれるかがモモの勝利となるのだが。


 モモとペガルは互いに拳や蹴りを繰り出すも決定的な打撃にはなっておらず、数発やりあっては距離をとるというやりとりを幾度か繰り返す。


 次の一手を行うまでの膠着状態。どう動くか固唾を飲む観客達。


 破ったのは今度はモモであった。彼女は二度三度ステップを踏むやペガル目掛けて駆け出した。


 こういうパターンも予測してたのかペガルは驚くことなく右腕を大きく振り上げて強く早く打ち下ろす。


 その一撃を素早く避けたモモはペガルの懐まで潜り込んで服を掴んだ。


 背負い投げの要領で投げ飛ばすのか、それとも転がして寝技にでも持ち込むつもりか。


 前者なら投げ飛ばされたぐらいじゃ致命的なダメージは与えられない。ならやるとしたら後者になるが倒してから技に持ち込むまでの数瞬を相手が許すかどうか。


 俺の懸念を他所にモモはペガルを投げ飛ばした。


 リングに叩きつけられるペガル。この流れだと俺の思った通りすぐさま起き上がり追撃を許さなかったであろう。


 だが違ったのだ。


 モモは地に叩きつけたペガルの胸部目掛けてジャンピングエルボーを落とした。体重をかけた渾身の肘打ちにペガルの胸から異音が発する。


 吐血までとはいかないが胸部分への攻撃で息が詰まり硬直するペガルにすかさずモモは倒れ込んだ体勢のままに首元まで這いずって上半身全て使って締め上げだした。


 いやマズイ。有効だろうけどこのままだとマズイよモモさんや。


 俺の焦りは周囲の焦り。


 レフリーが慌てて止めに入るのとペガルが無意識なのか否か分からないが空いた手でマッドを強く叩いてもがき出したのはほぼ同時であった。


「し、勝者モモ選手!!武闘家を破って準々決勝進出だぁ――!!」


 驚愕のどよめきか会場全体を包んだ。


 レフリーに無理矢理引きはがされるまでの間、モモは顔色一つ変えずに首を絞め挙げていた。立ち上がって勝利宣言を聞いても浮かれることなくなお冷静さを保ったままであった。


 素手での格闘の強さもだが一歩加減間違えると死ぬかもしれない事を顔色変えずやってしまう容赦のなさにビックリだよ。


 度胸はあるけど基本的にマシロとクロエの言動に驚いたり引いたりする姿が印象的なモモ。そんな彼女がいざとなればこれ程相手を殺りかねない戦いをするとはな。


 いやはや戦闘部族の長の娘というのは伊達ではないということか。


 ベスト8入りを喜びつつも新たな一面知ったというか、部族の蛮勇さの一端を知ったというかそれの驚きがあって複雑な気分にさせられた俺であった。

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