自称「限界」は何度も越えられるけど……


死線を限界点にしている人ってどれくらいいる?

ほとんどいないよね。

それよりもかなり前の線に「限界」を設定している人間たち。

慢性疲労か、痛恨の一撃か、のどちらかで精神が破壊されたとき、限界という文字がちらつく。

私は通算で、10000回以上は限界という言葉を使っているはず。

だけど死線を踏んだのは自死ダイブの1回だけ。

所詮10000分の1の確率。

私と全く同じ能力値と環境設定の奴が、自殺や殺人を起こす確率がそれくらいということ。

この感覚は、1度も死線を踏んでいない人には絶対にわからない。

別に自殺じゃなくても、1回でも心肺停止レベルの事案に遭遇すると、感覚的につかめるものがある。

言葉にはできない、なんというか……人生との感覚的な距離感……。

まるで全能の神にでもなったかのように、現在の自分と死線までの距離、加えて寿命までの距離をほぼ正確に教えてくれる。

それを良く捉えるか悪く捉えるかはそれまでの人生経験次第。

私は、家族なし、友人なし、恋人なし、結婚なし、子供なし、会話の相手1人なしの人生。

他人がしているような捉え方はしたくてもできない。

「もう限界……」とネットにつぶやく。

何度も何度も、ほぼ毎日のようにつぶやく。

狂った病み垢に反応する奴はなんていない、全員がミュート。

ああ……、次回の当選はいつだ?

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