ユリア・リプニツカヤ×ロルカ詩

熱を帯びて 迸る風に

ギターの嘆く音の尖って

走る 走る 叫ぶ

自分はどこへ

自分はどこから

緑の足元が嘲笑うように

傷口がまるで飲み込む

自分ではない

バラに棘を抱いて

愛してほしい

痣だらけの少女はもはや

過去によって作られたものではないのだ


赤いコートを脱ぎ捨てる

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