本田望結×氷詩
指が貼り付く
頬に染みる
前歯で砕く
氷よ
あなたは私に
何を
一面の氷
一面の白
私を呼んでいる
氷よ
あなたは私に
何を
離れたくなった
逃げたくなった
それでも刃に噛み付いて
振り返ると
ただそこにあって
私を待っている
氷よ
私はあなたに
私を捧げよう
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