ネイサン・チェン×自転車詩
初夏の陽射しが照りつける
涼やかな青葉の匂う皐月に
君は自転車に跨って
軽やかにペダルを蹴り出した
縫うようにくねる小道
心臓が跳ねるような砂利
ハンドルに手汗握る上り坂
シャツがふわり膨らむ下り坂
足を止めれば倒れてしまう
足を離せば転んでしまう
腕先でうまく舵を取り
全ての道を漕ぎ続けた
キュッ とブレーキを踏んで
うねる前髪をかき上げると
開けた頂上のその先は
天を覆うほどの青い空
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