「White Parallel Lines」

彼の日記が更新されていた

彼の日記を読みながら ふと目の前にあるパピルス画に視線を移す

天秤の上にトト

その天秤の右下にアヌビス

その天秤の左横にトート

中央には隼の姿をしたホルスが立つ

天秤を支える柱が1本の杖に見えてくる

息子たる「彼」が持つのであれば それは…


もう一度 Macの青い画面に視線を戻し

さらに 読み進める

引用部分をひとつ読んでは考え ひとつ読んでは考えながら

また 視線を移す…と

白い光の平行線がその絵の前にバリアーを張るように広がって見える

たくさんの平行線が絵だけではなく白い壁にまでかかって見える

錯覚!? それとも視覚の変化!?

どちらなのかもわからない

視線をはずして 何度か見直してもその光の平行線はなかなか消えなかった


ここ最近 このパピルス画にかかる光の筋を何度も見る

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