「148」

わたしのもうひとつの「名」


ラテン語の格言

詩人ホラーティウスの言葉


いくつかあった候補の格言のなかからこれを選んだ

あのときはそれほど深く考えていなかった

「黄金のオラクル」にちなんでいたこと

わたしが月の属性を持っている気がしたこと

そう思い始めるにはいろいろあったけれど

特にタロットを使うとき

昔から必ずといっていいほど「女司祭」のフォローが入るから

(このカードがギメルに対応すると知ったのはここ1、2年くらい)

それと「対」をなすようにという気持ちで選んでいたこと

黄金色という意味と

偏らず常に変わらない中心という意味に惹かれて選んでいたこと

ルーンにもたずねると「ブランクルーン」と「ソウェイル」が出ていたこと

この2つのルーンが決定打だったような気もする

わたしにはこの「名」が必要な気がしていたから


今日 「彼」とこんな話になった

自分を表わすこの「名」の存在理由は

それを選択したものが証明しなければならない

この「名」は

この道を進んでいくわたしに 揺るぎない何かを与えてくれるもの

わたしを支えてくれる何か

わたしと関わるすべてを結びつけてくれるもの


そうして

わたしはわたしになるんだ…

いや なれるんだ

わたしを映す もうひとつの鏡

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