「Vibrate」

今から5年前

念願のFr. AMAGの本を手に入れて読んでいた時のこと

予備的召喚や物見の塔 生まれなきものの儀式などを読んでいて

一番解釈に困った言葉は「振動させる」ということ

一番わからなかった言葉は「振動させる」ということ

小説の背景を調べるため

また 設定上の資料として読み始めたこの本

この語句だけは どうしてもしっくりこなかった

理解しようにも理解できず

ただ 先へ先へと読み続けた

今ほど 「ま」印本が揃っていたわけではなかった

だから

原書でこれを表わす単語を見たとき 

それと

GD Audios #1で彼の詠唱で初めて「The Bornless Ritual」を聞いたときの

あの衝撃は忘れない

日本語になるとわからない 原文で見ると納得できることがあると初めて知った瞬間

本で読むよりも 文字で追うよりも

運用されているものを聞くという経験から実感できることがあると初めて知った瞬間

そういうことだったのか!と頷けた

頭で考えて理解したのではなく なるほど!と感じた

何かが自分に刻まれた瞬間だったのかもしれない


『霊は生まれることさらになく 霊は果てることさらになし。

時はさらに失せず 始まりと終わりは夢。

誕生せず 死せず 変わらず。

霊は永遠に続きゆく。

死はそに触れることなく そが家の死すように見ゆるのみ。』


           by 『聖歌』エドウィン・アーノルド

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