「Golden Feathers」

昨晩の雨が嘘のように晴れ上がり

高く澄んだ青空の下

まぶしい太陽の日差しが落ちている

天気に誘われてあてなく歩く

光に導かれているようで

歩いていくのがとても楽しい

足元にはキラキラ光る金色のはね

幾重にも重なりあった金色のはね

空に舞い

大地に落ち

風に舞い

大地を彩る

微妙な色合いのはねを

ひとつずつ拾い上げる

宝物を探すように

自分のために存在する

たったひとつのはねを

見つけ出すために

迷いながら

目移りしながら

たったひとつのはねを

たった一枚の葉を

探しつづける

そんなある日の午後

ひさしぶりに

心は穏やかだった

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