かたな口上

作者 マスケッター

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★★★ Excellent!!!


 長屋に集った者達の奇妙な縁が物語の始まりと言うべきところですが、実は長屋の登場人物全員に様々な事情がある。これを軽快な語り口で導く作者様の技量の素晴しさに感服しました。

 そして物語を読み終わった後は爽快な気持ちに……これを痛快時代劇と言わずして何というのか。

 短編ながらに重厚な作品である本作──読んで損無しの名作です。

★★★ Excellent!!!

丹念に練り上げられた文体とプロットが時代劇さながらの迫力を生み出している作品です。脇役のおしのとドラ浜のキャラクターも魅力的で、人情モノとしても読者の心をぐっと掴む展開に魅了されました。時代劇を愛する方、歴史小説を愛読していらっしゃる方にぜひ勧めたくなる一作です。

★★★ Excellent!!!

しっかりと作りこまれた時代小説です。
時代小説にありがちな難解すぎる言葉の多様はなく、ですが時代小説の雰囲気も残っています。かつ文章のテンポがいいので読みやすく、ラストもいいです。
時代小説で短編というのは意外と珍しいと思います。短い物語ですから気軽に読めますので、時代小説が苦手な方にもオススメです。

★★★ Excellent!!!

しっかりと設定が作り込まれていて、読み手をスムーズに作中世界へと導いてくれる。途中、ハラハラさせながらも最後は見事大団円に落ち着く展開の巧みさも光り、娯楽小説として考えるとかなりの完成度なんじゃないかと思います。

物語の醍醐味と言うのは、こういう作品のことを指すんじゃないでしょうか?