今に続く坂道

歩いてきた

平坦な道よりも

まるで

坂道を選んできたみたいな

そんな道筋を

ひたすらに歩いた


回り道もしたし

行き止まりにぶつかって

引き返したこともある

それでも今になって

歩いてきた道を振り返ると

それが当然の道

少しの後悔もない

正しく選んだ道に思える


最短距離では

なかったかもしれない

そのはずなのに

今という場所から

過去を見てみれば

これがきっと

最短距離だったんだ

そう思った


無駄なんて一つもない

全てが必要不可欠な

僕という存在の

一部だった

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る