叶わないことを知っている

絶対に

明るい未来なんてこない

それは自分でもわかっている

いや

いったいどんな未来を

想像しているだろう?

未来が崩壊する未来

そんな未来が見える


どこかで何かを

諦めるべきかもしれない

でも諦めてしまったら

それはそのまま

僕の未来を諦めるということ

何を費やしたとか

何を犠牲にしたとか

そういうこととは無関係に

僕という存在の

理由を諦める

そうとしか思えない


どこが安全で

何が安らぎか

少しもわからない

ただ走り続けていれば

何も考えないで済む

逃避だとしても

走っていないと

きっと

僕は消えてしまう

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