閉じる
表示設定
目次
落第という安寧
何も期待されない
何も求められない
そうなれたら
きっと安心するだろう
何かをする必要もない
考える必要もない
ただ自分が自分に
何かを期待して
成功したり失敗したり
それに一喜一憂して
ただただ自分だけで
全てが完結する
落第者と見なされれば
きっと孤独だろう
惨めだろう
でもその感情が去っていったとして
全ての人が消えたとして
純粋な一人になったとして
そうなれば
やっと本当の自分の価値を
自分だけで決められるんじゃないか？
褒めたい自分
貶したい自分
自分で褒めて貶して
満足だろう
誰も
もう僕を乱したりしない
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます