自分が認められない自分
自分のことが好きか
そう聞かれたら
大嫌い
そう答えるだろう
何ができるわけもなく
勉強も運動も芸術も
何とも縁がなくて
愛想がいいわけでも
義理堅いわけでもない
平凡な体に
平凡な顔
ありきたりの趣味に
聞き飽きたような言葉しか口にしない
笑うわけでも怒るわけでもなく
ただフラフラしている
自分のことを
自分で認められる人なんて
いるのだろうか
自分のここに自信がある
そんなことは
僕は口が裂けても言えそうにない
何かを成したいわけでもなく
そもそも生きたいわけでもなく
ただ機械のように
決められたことを繰り返すばかり
つまらない人間の
つまらない主張
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