平凡さというスタイル

夢が叶うこともない

夢を持つこともない

ありふれた

よく聞く未来だけ目指して

多くを望まず

何も望まず

ただ手元にやってくる

ありきたりの何かで

満足するだけ

そんな平凡さは

実はものすごく強いと

いつの頃からか

気づいていた

絶望も苦悩も裏切りも

何もない

簡単に全てが叶う世界

最高とは無縁でも

最低とも無縁で

ほどほどの満足と

身の丈にあった充足

確かにそれも悪くない

どうして僕はそれを

手放してしまったんだ?

夢なんて

見てしまったんだ?


でももう

夢を忘れるなんて

とてもできない

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