孤独の繭

耳を塞いでも

目を閉じても

誰かの気配がまとわりついて

どうしても息苦しいんだ


あの大きな駅で

人が大勢

隊伍を組むように足早に歩いて

そこを横切るにはどうしたら良い?

途中で思わず足を止めた僕に

強くぶつかったあの人は

何を考えていた?


一人だけの世界なら

誰かの何かに迷わされることも

誰かに迷惑をかけることもないだろう


でも世界にはあまりにも人が多すぎた


何にも馴染めないままに

僕はここでただじっとしていよう

それがきっと

一番穏やかに息を止めることだから

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