第298話  最終決戦

 気合を入れて最終決戦に挑む。今日はオリヴィアも参戦だ。こちらの方はドラゴニュート達が主戦力だ。


 前日のバブリ具合は皆をオロオロさせるに十分だったので、皆俺が行けるのか心配で、不安そうにしていた。


 今日は最後の日になりそうだったので余計に心配なのだ。


 ゲートできのう作ったウォールの内側に行く。


 しかし、周辺に奴らの気配がなく、一番奥にいる気配がする。


 慎重にかつ素早く進んでいく。サラマンダーを先行させ、かなりのペースで進み、そして昼前にコーナ部分に来た。ウォールを即時展開して奴らが逃げるのに備える。


 工場のような建物があり、奴らの気配がする。


 間髪入れずに突入すると奴らが狂ったように攻めてきた。


 30分位で駆逐していった。

 建物の奥に行くと一際大きな部屋があり、その中心に今まで見てきたのとは明らかに違う強い奴が2体と、それに守られた奴がいた。強い一体が俺に飛びかかり、攻撃をしてきた。


 もう一体はなにか作業をしていて参戦しない。


 5分程切り合い、珍しく俺も手傷を負ってしまったが、何とか倒す事に成功した。するともう一体が斬りかかってきた。しかし、先の奴の方が遥かに強く、5合位打ち合い決着した。


 最後の一体は俺のを心を落ち着かせない何かがあった。


 やばい奴と認識し、転移してライトソードを振り抜くと、まばゆい閃光と衝撃波が発生し、俺は吹き飛ばされた。そして床を中心に空間の歪みが見て取れた。


 そして奴が消え失せていた。


 爆発し歪みが出たのかなとなり、念の為建物も捜索したが奴らの気配は無かった。


 天界全体の気配を探るがやはり何も無かった。


 俺はワーグナーに早々に引き上げ、天会への移動はセレナに託した。

 赤ちゃん返りしている時はセレナに俺を天界に連れて行って貰うしかないからだ。


 緊急事態の時がそうだ。

 オリヴィアとリリィについては今日は天界にて警戒をすると言う。


 オリヴィアが奪取した神界との通信設備から天界の異常事態の収束宣言を出していた。後一週間に神界からの介入が迫っており、介入されると天界の地位がランクダウンするとかよく分からない事を言っていた。


 奪取した装置は先の建物にあり、神界へ転移が出来る装置もある。通常は神界からの召喚に応じる為で、こちらからは勝手に行ってはいけないというのであった。


 俺はというと、ワーグナーに戻りやはり激しくバブっていたのであった。

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