第212話 閑話休息

 朝目覚めると違和感があった。

 体がだるいのだ。

 熱が有るわけではない。

 三日間の昏睡の影響だと思われる。


 裕美は大丈夫なので俺の世話を頼んだ。


 体を起こすのが精一杯なのだ。

 材料を収納から出し、特に日持ちするのを渡す。水は生活魔法を付与したので不要だが万が一気を失っても飢えないようにした。


 俺は疲れ?で立てなくてトイレにも行けない。服を着たまま出してクリーンをと思うがクリーンが使えなかった。

 恥ずかしいが彼女にクリーンを使って貰う。


 体が精神攻撃でダメージを貰ったようで、ヒールとか欠損修復では回復しなかった。


 体を拭いてくれたりする。大変な筈だ。気持ち良く、回復していく感じだ。


 彼女の無償の愛を感じるとその毎に楽になる。


 夕方には歩けれて、ようやくトイレにも行けた。


 食事は消化に良いのを食べさせて貰った。

 風呂も体を洗ってくれて気持ちよかった。

 そこ!今変な事に考えたでしょ!?ご奉仕とか!

 無いから。愛されてるなと実感すると何かさ、頭でピコーンとアラームが鳴った気がする。


 何か元気溌剌になり、一度シェルターを出て動き回ると絶好調になっていた。


 ようやく本当のボス戦が終わったのだと確信した。


 外にまたアイテムボックスがあり、中には清楚な裕美向けの服や下着が大量にあり、メモ書きがある。


 こほうひ


 ?ご褒美?

 突っ込み処が多いが有り難く使わせて貰う。


 裕美を呼び一部を俺が収納し、大半を裕美が収納した。


 ついでにある程度の食糧を移した。


 そして夜は長い。快気祝いをしてくれると言うが、俺が彼女を労って過ごし、明日の999へと向けて休むのであった。

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