　朝目覚めると隣にレニスがおり、ちゃんと刻印が刻まれているのを確認できた。

　そっと頭を撫でると、俺の手を握り返してきた。

「おはよう奥様。体は大丈夫か？」

「おはよう。あなた。うふふ。やはり紳士なのね。いの一番に体の心配をしてくれるなんて。ナンシーちゃんの言うとおりだわ。少しだるいけど大丈夫よ」

「良かった。さあおいで」

　そう言い熱いキスをし、朝の挨拶を終わる。

「私はいかがでした？私は夢のような時間だったわ。優しく丁寧で蕩けそうだわ。でもね、私もナンシーちゃんと一緒だから」

「うん。君は何もかも綺麗で大人だね。とても良かったよ。レニス！愛してる」

　とは言うものの、先程聞き捨てならぬ事を言っていたが取り敢えずスルーしとこう。

　今日は一緒に布団でゴロゴロして過ごす事になる。レニスの言っていた体を休める最後の日だ。と言っても最低限総督とは合わない訳にはいかない。

　少しぼーっとしていたが、ドアがノックされて朝食の準備が整った旨伝えてきたので食事をしにレニスを伴い向かう。

　レニスは俺の腕にしがみつきながら何とか歩いていた。

　皆俺が来るのを待ってくれていて、特にセレナの目が痛かった。早く自分もとの無言の訴えである。

　レニスの食事風景は普通に食べている筈なのだが妙にそそる。そう、エロチックに見えるのだ。不思議だった。

　食事の後部屋に戻るレニスが辛そうなので後ろから急にお姫様抱っこをし短くキャッという悲鳴を聞きながらベッドに連れていき横にして布団を掛ける。

　愛おしくてついお触りしながらキスをして、俺も横になる。

　昼前に一度部屋を出て総督達と短いが面談をしてまた戻る。

　そうして昼を食べた後は昼寝と、のんびりと過ごしていた。

　俺はやはり疲れていたのか昼からもずっと寝ていた。

　夕食の準備が出来たと知らせが来ても俺は寝てたようで、レニスに起こしてもらい、食事をし風呂に入るがどうもうとうとしていたようで、気がつくとミザリィとフレデリカに体を洗って貰い、パンツも穿かせてもらっていた。

　今日はレフトアイとライトアイが添い寝だった。

　この二人も段々大人の女性になりつつあり、上品な感じの美人さんになってきている。二人に挟まれているとその魅力に頭がクラクラしそうだった。

　ベッドの中で二人は主にボレロに向かっている時の事を話してくれて、久し振りに心身共にリフレッシュしたリセット日が終わりを告げるのであった。

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