第157話 ダンジョン5日目

 寝起きは絶好調だった。

 昨夜の戦闘はシェリーからだったが中々良かったらしい。

 寝起きに外に出て体の変化を確認するもよく分からなかった。


 食事の後今日の話をする。

 まず51階層は俺がメインで戦う。


 60階層のボスは俺とアリゾナ、クレアで戦う。

 その段取りで行くとした。


 そして今日の戦いに向かい出した。


 このフロアはオークジェネラルだらけだった。今の俺からすると雑魚だ。足技一閃で吹き飛び倒したり、アンタレスとキングの剣でザクザク行っている。


 前よりも格段に身体能力が上がっているのが分かった。絶好調だった。


 その後何事も無く、ボス部屋に着いたが念の為小休止をはさみ気合を入れてから向かう事とした。


 そしてボスとご対面だが、いつものボス部屋だ。そしていつもの様にボスが顕現する。そこでもやはりアイスウォールを展開して中にファイヤーウォール出しまくって待機する。


 ボスが咆哮を上げた。俺は、ファイヤーウォールを出しまくっている。火傷が酷いはずだ。


 そうしているとアイスウォールが斬られた。アリゾナが唸っている。クレアも短く悲鳴を上げた。俺の方も何かが飛んできて鎧と剣で弾いた。どうも奴を中心に円を描くように何かを飛ばした。まあ次元刀だろう。

 俺は、アイスアローをとにかく撃ちまくり、頭上に飛ぶ。クレアとアリゾナが切り結んで注意を反らしている間に俺は自由落下で奴の脳天にライトソードを突き込んで倒した。やはりお土産を貰ってしまい、俺は左手を切断されていた。


 システム「次元刀を奪取しストックしました」


『あれ?ストックという事はもう取得してるな』


 そう思い手をくっつける。

 ドロップで鎧が揃った。


 スキルをチェックすると半径5mの円状の次元の刃を出し相手を切り裂く。一切の物理防御も切り裂く。一日3回が使用限界数。刃はくるっと一周するようだ。



 かなりえげつないスキルだ。


 皆を下がらせて床にアイスウォールで囲った死体を出しまくり、実験をする。俺のも出す。


 そして準備ができると次元刀を出し、スパット死体を切り裂いた。死体を集めてボス部屋の出口に置き、サラマンダー10体の出して死体を処分させた。そしてダンジョンの奥深くへ適当に魔物の殲滅を命じておいた。



 スキルはストックに3つあった。

 魔石での強化をフレデリカに行い、次元刀のスキルをクレア、アリゾナ、フレデリカに行う事とした。


 夕食を食べた後、まずは、アリゾナに付与を行う。問題なく付与を行えた。但し、アリゾノは気絶した。


 次がクレアだ。フロ場で行った。

 とんでもなかった。二人共心臓が飛び出したのだ。文字通り体を突き破ったのだ。


 二人共唖然としているが、まず俺自身に欠損修復を行い、即クレアに行なった。何とか間に合った。クレアは、気絶している。脱衣場に待機しているカトレア達に託して、フレデリカにチェンジだ。やはり心臓が吹き飛び欠損修復で終わった。フレデリカも気絶している。その場で心臓を燃やし尽くして風呂を出る。


 今日はアリアとメイベルが一緒に寝る事となった。

 まるで双子を相手にしている位顔は似ていたりする。


 色々な事をしたが、疲れが大きいので程々に眠りについたのだった。

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