泡沫の夢、孤独の嘘

作者 新菜いに(新名新)

だんだんと明らかになる物語の本質と水と星の世界観

  • ★★★ Excellent!!!

心情描写と風景描写がえぐかったです。バランス良く成り立ってるから、心情描写がしつこくないし、風景描写が“感情”、というよりも“感傷”をうまく表現しています。
個人的に星と水の描写が好きです。2つの描写が出てくるときに、一気に世界に引き込まれる感じがしました。この2つのワードは物語のキーとなっています。

物語の構成も良かったです。あんまりネタバレになっちゃうから言えないんですけど、すごく良かったです。
最初は普通のシーンの描写から入って馴染みやすいんですが、だんだんと読者を『ん?』と感じさせて、それが結構長い間引っかかります。でもある一瞬で、すっとそれが取れ、そしたら今までのシーンや感情が体全体を駆け巡り、急に体がゾワっとします。血となって体を駆け巡ってる感じです。

なんか技術的なことを書いてしまいましたが、それを抜きにしても素晴らしい話です。是非読んでみてください。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

その他のおすすめレビュー

聖願心理さんの他のおすすめレビュー 548