第17話 『恋愛相談?それは犯罪だろ!!』

アイラ・アンジェ・アリアの3人の金髪美少女はケーキを取り出し黙々と食べ続けながら俺の恋愛談義に花を咲かせている?

いやこれはもう突っ込でしかないな・・


3人の意見を纏めると


俺があの日教室でクリスティーナから

「私も少し気になる事あるから、松浦君と帰っても・・良いけどどうしますか?」

と言われた時にそのまま帰るべきしゃなかったと言うのが3人の共通した意見だった


「じゃ~どうしろと言うんだ?」

と俺の質問に

アイラは

「そのまま屋上に連れて行って速攻既成事実作るべきだったんだよ」

などととんでもない事を言い出す始末

『アイラお前は野外露出願望でもあるのか』

って思わずツッコミを入れる所だったぜ!!


アンジェも

「トイレに連れ込んで後速攻ピーしたら良かったのに!!」

なんて・・

内容は全くアイラと一緒・・だな・・

ってな~

その前に女子と同じトイレに入ること自体難易度高すぎだろ!!

『そう言う言い方すると、女子とトイレでピーするのは良いのかって言われそうだな』


アリアも

「体育倉庫の連れ込んで無理やり奪へば良かったのに!!」


おいおい3人ともどういう思考してんだよ!!

っておまえら3人とも犯罪者か~~!!


アイラ・アンジェ・アリアの3人とも女性のアンドロイドにして良かったぜ!!

もしも男のアンドロイドなんかにでもしてたら、3人共確実に強姦魔確定だな!!


確かにあの時、直ぐに一緒に下校せず、クリスティーナと教室で少し話でもして時間を潰していたならばあの事故には合わなかっただろう!!



そう


『あの日!!』


『あの時間!!』


『あの場所で!!』


『青信号で横断歩道を渡っていなかったなら!!』



   




『俺達の運命は大きく変わっていた!!』






でも・・



それは・・・


『タラバ話!!』


俺達はそう選んでしまったのだ。

今更無かった事には出来ない!!

今の俺にはそんな力なんて無い!!


そんな俺の気持ちとは正反対の3人は楽しそうに俺の前でケーキを美味しそうに食べている。

そんな3人を横目に見ながら俺は

「俺は少し疲れた向こうの部屋に居るから何かあったら呼んでくれ」

3人にそう声を掛けてベランダから部屋に入る。


今さっきは取り敢えずお姫様抱っこしていたクリスを寝かす為に、天蓋付きのベッドを出してそこに寝かしたが、この部屋にはまだこの天蓋付きベッド以外何も無い。


なので真っ白なドレッサー、チェスト、クローゼットを出して設置

女の子の部屋なので白で統一でいいだろう?


クリス・・もしかしたらピンクのほうが好きとか?

取り敢えず・・白で

もしもピンク色が良いって言ったら、後で変えよう。

下着はチェストに入れておけば良いよな・・

後・・

服は・・

ロリータ服になっちまったが適当に100着くらい入れておけば良いだろう。


後は・・


部屋の真ん中にテーブルと椅子・・だな。

これも白で統一


俺はテーブルと椅子を出した後、クリスの眠っているベッドに歩み寄り、ベッドに眠っているクリスの顔を覗き込む。


『気持ちよさそうに眠ってるぜ』


眠っているか確認するだけのつもりだったのに・・・

気が付けばクリスの顔を覗き込み思わず、クリスのくちびるにくちづけしてしまうところだった・・


『あぶっね~~』

俺はベッドの淵の床に座り込みベッドの上に顔を乗せて眠っているクリスの寝顔に思わず見入ってしまう。

俺が何気なくベッドに置いた手がふとした弾みにクリスの右手に触れてしまっていた。

そんなクリスの右手は、クリスは俺の手に触れた瞬間、反射的に俺の手を握ってしまう。


「うをぉ・・」


思わずそんな驚きの声を上げそうになって思わず口を塞いで出かけた声を止める。



俺の家族は父親と母親そして3歳上の兄そして俺の4人暮らし

俺は女の子の免疫なんて全く無いんだ!!


『女の子とこんな風に手を握りあったなんて記憶にねえ~~』


ちょっとだけクリスの寝顔を見ようとしただけだったのに・・

手を握られたままじゃ


『ここから動けねえ~~!!』


つづく・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る