第12話 『パニック!!降り注ぐ下着の山で窒息死?』

くっそ!!

クリスの奴~勝手に意味不明な暗号みたいな言葉を喋ったかと思ったら、勝手に気絶しやがって!!


それに!!

こんな可愛い寝顔を無邪気に晒しやがって!!

『タダでさえ俺の理性吹っ飛びそうなんだぞ~少しは俺の身にもなってくれ~!!』


ホント、俺の理性が抑えきれなければ襲ってしまうぞ!!多分・・確実に・・


崩れ落ちるクリスを焦って抱きとめたせいか、ずるずるとずり落ちてしまう。

俺はゆっくりと足に手を回してお姫様抱っこへと体制をもっていこうとするが・・

クリスの体に力がはいっていないせいか上手くゆかない!!


あまり変な所を触るわけにもいかず・・


ズルズルとずり上がるクリスの制服のスカート・・


「お・・」


「お・・」


「お・・」


「おおおおおおおおおおおおおおおおお~」


「おい・・それ以上捲りあがらないでくれ~~!!クリスのパンツ見ちまう~~!!」

現実とは無情な物だ!!

焦れば焦るほど深~~く深~~く深~~く深みに入ってしまうのだ!!


終いにはクリスのフリル付きの純白ショーツが露わに露出

其れを見た俺は

「純白ショーツ~~!!」


思わず叫んでしまってた!!

その瞬間上から降り注ぐ純白シューツ


俺は焦った!!

焦っていた!!


「白じゃない赤だ!!」


今度は大量に上から落ちてくる赤いショーツ


「赤じゃない黄色だ!!・・」


今度は黄色のショーツが・・

「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。クリスティーナのショーツが欲しいなんて思っていません。クリスティーナのショツを履いてみたいとか全然おもっていません~ごめんなさ~~い」

此れじゃ切がない!!

「そうだブラジャー!!」

その途端に大量のブラジャーの降雨ならぬ降ブラジャー

「クリスティーナの真っ白なブラジャーが欲しい」

いや

「クリスティーナのピンクのブラジャー」

いやいや

「クリスティーナの赤いブラジャーが欲しい~」

俺は7色のシューツと7色のブラジャーの山に埋もれて窒息する寸前にやっと!!



「うをぉ~~俺一体変態な事考えてるんだよぉ」

そうだ止めれば良いんだ!!

「とまれ!!」


という命令で止める事が出来たのだ!!



「ぶはっ」


大量の下着の山からやっと首だけだした俺は・・


「大量に降った下着の山で窒息する所だったぜ!!」


「この下着の山どうするよ?クリス一人じゃ一生かかってもぜって~着けきれねえぞ?」

「いっそ俺が着けるか?それでも着けきれないだろうな・・って言う前に俺がブラジャーにショーツ着けるのはダメだろ?」


「ダメじゃ・・ないかも・・一度・・」

いやいやいやいや!!そんあ事したら絶対にクリスティーナに嫌われる!!


そんなことよりも、この大量の下着どうするよ?

問題は何処に仕舞えばいいかだ・・


うむっ~~

『異空間収納とか作るか?』


そうだな・・

其れが良い!!


「イメージ!!異空間収納スペース!!」


そして大量の下着がその異空間に収納される様子をイメージし


「収納」


と叫ぶと!!

なんと大量に降り注いでいた下着の山が収納出来たではないか!!


俺は

「ふぅ~」

ッと大きく息を吐いた後


「男の俺が大量の下着なんて持ち歩いてるのクリスに見られなくて良かったぜ!!一


安心だぜ」


と独り言を思わず呟いていた。

パニックはいけねえ!!!

落ち着いてイメージ・・・だな!!

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