『たまには、時事ネタ』斉藤美奈子 パート3

24日までは、斉藤美奈子さんの『たまには、時事ネタ』を中心に、

あれこれ書いてみるという、エッセイ日記です。

今日のネタは「クローン人間」です。

昨今、AIがブームですが、2002年時点では、クローン羊ドリーの出現により、

「生命倫理」

について、テレビでブームになってましたっけ。


この本によると、

2002年1月~2月では、クローン人間をテーマにした狂言が、

東京で公開されたことから、

斉藤美奈子さんは、「この狂言は非科学的、

いたずらに恐怖心を煽って観客を思考停止に陥れている」(要約)

と批判しています。


たかが狂言。

お金持ちでしか、観られないお芝居じゃないですか。

お金持ちがどんなに恐怖に駆られようと、

科学の進歩は止められないわけですよ。と、わたしなどは思ってしまう。

クローンがわんさと出てきたって、

同じ人間はふたりといない(一卵性双生児ですら、性格が違う)。

その程度のことは、だれだって知ってる。

その上で、非科学的な恐怖をたのしんでるんだから、

民衆というのは逞しいのだよ。


クローンが話題になって、すでに20年近く経っています。

技術は進んでるはずで、人間を生み出すまではいかないまでも、

iPS細胞だの、なんだかんだと色々、新しい技術が出てきてる。

AIが人間を滅ぼすと恐怖をまき散らしている人々は、

クローンが人間を滅ぼすと言ったのを忘れてるのかな?


新しい技術が出たら、すぐ「滅ぼす」とかなんとか言う。

たいがいにしてほしい。技術は人を滅ぼさない。

人が人を滅ぼすんだよ( `Д´)/




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