1/20 ノベライドル×ポストアポカリプスって何?
突然ですが、新作を書きました。
以下、あからさまに導線を貼ります。六千字くらいの短編なのでぜひ読んでやってください(一応カクヨムコン5の短編部門にも出しました、こんな終盤に……)。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893717218
ノベライドルがモデルのヴァーチャルアイドルのフィギュア in 文明が崩壊したあとの未来世界と言った内容のポストアポカリプスものです。。まんまノベライドルという名前をだすわけにはいかないので、作中ではノベルドールという名前にしていますが……。
ノベライドルって何? という方におかれましては、こちらのあとがきエッセイでそれなりに詳しく説明しております。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884183980/episodes/1177354054893723614
私は何故か、一世を風靡しなかったヴァーチャルアイドルに心を惹かれがちなのです。伊達杏子だの杏梨ルネだの……。杏梨ルネなんてきっとノベライドル以上に覚えてる人いやしねえよ。へたすりゃ伊達杏子以下の知名度だよ。
(※杏梨ルネ……2010年代前半、東日本大震災以後のある年に凋落激しいフジテレビが突然生み出したCG女子アナ。多分初音ミクあたりの盛り上がりを参考に企画・製作されたんじゃないかと推測されるものの、3DCGで作った女の子モデルのトレンドから周回遅れもいいところなデザインなどで見た人を騒然とさせた。今は完全になかったことにされているっぽいけど、私はしつこく覚えている。詳しくはWikipediaさんでもご覧になってください)
巨額の費用をつぎ込んでいるであろうに、成功しなかったプロジェクトの無念さ、哀愁……。そんなものにどうにも惹かれやすいのです。成功したプロジェクトの蔭には、目の付け所は悪くなかったものの様々な要因で勝者にはなれなかったプロジェクトがあり。
彼ら彼女らを、敗者、と呼んでしまうのは何か違う気がしますが、ともあれ勝てなかった人々やものから放たれる「終わった」空気になびき勝ちです。
話はちょっと逸れますが、福音館書店から出ている『たくさんのふしぎ』という月間絵本を御存じでしょうか? 小学生向けに様々なテーマに沿った知識を楽しく伝える優れたシリーズなのです。何気に執筆者がめちゃくちゃ豪華だったりして、大人になってから子供時代に大好きだった一冊の復刻版などを手に取って腰を抜かしそうになったりします。
その中の一冊に、ライト兄弟以前に空を飛ぼうと試行錯誤してきた人たちを集めたテーマの『とびたかった人たち』というものがあります。子供の時から好きな一冊でした。
この中で、ライト兄弟と同時代よりちょっと前くらいに飛行機を生み出そうとした人たちのことが紹介されているんですよね。中には航空機による運搬事業とかも夢見たりする先見の明もあった人もいたりするわけですよ。
飛行機がまだ完成していない時代でここまで先が見えていた人ですよ? きっとクレイジーな人扱いされていたんだろうな……、などと勝手に切ない気持ちに浸ったりしています。
とまあ、スポットライトが当たった人より当たらなかった人に目が向き勝ちではあるのですが、そうやって他者の失敗にしんみりできるのも自分にとっては完全に無関係な話であるからに他なりませんね。さすがに、実生活では巨費を突っ込んだ大プロジェクトでコケたくはないですよ……。
ついでに、ではありますが、短編の導線を貼り付けたので長編の方にも導線を。暇な時にでも良かったら読んでね。
・妙な近未来の妙な学園をおもに舞台にしている、しっちゃかめっちゃかな長編百合小説(男子が一人出てきますが相手役は決まってます)。トータルで100万字越えているので読者選考突破はハナから諦めているが、とりあえず新規の出会いが欲しい。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885611315
・児童文学系魔女の子が大好きな魔法少女番組の出演者を決めるオーディションに参加して、大騒動を起こしたり、自分とは反対に児童文学系の魔女になりたい魔法少女のサラブレッドとともだちになったりする、楽しくてかわいいお話。朝読小説賞の方に出しております。中間選考突破したいなあ。こちらは読者選考のことを考えなくていいけど、その分一次オチしたときのダメージが激しそう……。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883410187
・本の話……
『ボーダー 二つの世界』をちびちび読んでいます。孤独な人の塞いだ気持ちにリアリティがあって共感してしまうけれど、今読んでる話では大変困った行動に走っているので同情はできない。
他には自然描写や、本や映画、ドラマなんかの固有名詞が頻繁にでてくるのが嬉しいですね。スウェーデンの小説だからか、当たり前にリンドグレーンの名前が出てくるあたりもすごいな、と。スウェーデンの人にとってリンドグレーンってどれくらいの存在なんだろうか。
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