1/10 百合文芸、手を離れる。

  愛は平和ではない、愛は戦いである。

  武器の代わりが誠であるだけで、それは地上における、最も厳しく激しい、

  自らを捨ててかからねばならない戦いである


  (※改行は著者による)


 数日前に軽く引用したこの言葉、ガンジーの名言かと思っていたらインドの初代大統領ネル―の言葉だそうです。失礼しました。


 そんなわけで昨日いっぱいでpixivさんの百合文芸コンテストが締め切られました。

 最終的に2200作以上も投稿されたようで、なんかもう、ヒェ~、とか、ヒャ~、とか変な声が出るしかない状態になっております。第一回なんて1300だったんだぞ。それでも大概な数だと思ったのに。2200って……。西暦に直したら23世紀じゃないか。ドラえもんも生まれて旧式になってる頃合いじゃないか。


 それもSF方面でとんがった作品一杯出てるし……SF以外にもよい作品が投稿されてるし、やだもうなんか怖い。パワーとパワーのぶつかり合いみたいになっているよう。少年漫画によくある最強を決める武術大会みたいになってるよう。自分の中でのイメージ図が、『北斗の拳』のオープニングで差し込まれるモヒカンの群れみたいなことになってしまってるよう。……「バキ」に詳しかったら地下闘技場の全選手入場を参考にして喩えたいところでしたが、全然詳しくない為無理でした。


 それはそうと冒頭にあげたネルー氏の名言の「愛」の部分を「百合」を置き換えると、ちょうど今回のコンテストの有様をよく言い表してるように思った次第です。うーん、百合なのにマッシブだ……。


 それはそうとコンテストも審査段階(担当の人は大変だよなぁ……)に入ってしまった以上、せいぜい良い結果が出せますようにと祈ること位しかできません。せめて冊子には載れますように。


 ともあれ今後もよい百合小説を書けるように、読んで、書いて、視聴して、鍛錬を続けてゆきたいものです。しなやかな百合筋を手に入れたいものだ(百合ってそんな武道みたいなジャンルなんだろうかという疑問が湧いてきましたがさておき)。



 ――と、まあ本日は短めですがこの辺で。


 

 ・今日買った漫画の話……

 阿部共実さんの『潮が舞い子が舞い』の二巻を買いました。一巻同様、大いに笑えてちょっと切ない読み心地が可愛らしい。あと台詞の言い回しに憧れる。


 ここ最近漫画が読めなくなりつつあって困っているのですが、阿部共実さん、松田洋子さん、尾玉なみえさんの漫画だけは新刊が出次第すぐに買っております(なみえはん漫画は買わないとなかなか手に入らないことになっちゃうし)……。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る