第108話 仕組まれた余興

 国を救った勇者リディアのために催した晩餐会であったが、貴族の一人であるホス・カダーの行動でリディアとトラブルを起こしてしまう。トラブル自体は収まったが、納得のいかないホスの要望によりリディアとホスによる模擬戦が行われることになる。先程まで優雅にダンスを楽しんでいた広間では、リディアとホスが対峙している。


「さて、ルールを説明します。これから私と勇者殿で一対一の決闘をします。まぁ、当然ですが真剣では行いません。使用するのは模擬剣です。あそこまで大きな口を叩いたのですから、私に敗れるような無様なことはないでしょうね?」


 ルール説明と言いながらもリディアを挑発するような言葉を飛ばすホス。しかし、対峙しているリディアは意に介さず目を閉じて戦いの時を静かに待つ。その姿にホスは更に怒りを燃やすが、仕えるべき王の前ということもあるために怒りを抑えて戦いの準備を進める。


 ほどなくして模擬剣を持った使用人が二人の元へと近づく。リディア、ホスともに模擬剣を受け取る。模擬剣を受け取ったリディアは剣を見つめて眉を少しだけ動かす。何かを感じたリディアに気がついたホスだが、模擬剣を手に取ると戦いを見守る王であるフラムに跪き勝利宣言をする。


「陛下! 見ていて下さい! 私はこの勝利を陛下へと捧げます!」

「う、うむ! 期待しているぞ! ……しかし、相手は勇者殿。無理はせぬように」

「はっ!」


 堂々とした宣言に周囲の貴族達からも感嘆の声が漏れ聞こえる。一方のリディアは手に持つ模擬剣をしばらく眺めると軽くため息をつきホスへ向き直る。


 リディアとホスの双方が戦う準備が整ったと判断すると騎士団長であるオーミックが二人の対峙する丁度中央へと歩み寄る。


「では、双方とも準備はいいか?」

「えぇ。私はいつでも」

「あぁ……。私も構わん」

「了解した。……では、始め!」


 勝負を告げられた瞬間。リディアとホスはほぼ同時に剣を抜く。剣を抜いた瞬間にホスは満面の笑みを浮かべる。


(チェックメイトだ! 残念だったな!)


 内心で勝ち誇るホス。その理由は……この模擬戦自体がホスの用意した罠だからだ。


 晩餐会が始まる前にホスは事前に準備をしていたことがある……それは晩餐会の席で勇者であるリディアを陥れることだ。そのためにホスはリディアを執拗に挑発していた。しかし、ホスにも予想外だったことはリディアが祝いの席にも関わらずに貴族である自分に危害を加えたことだ。予想外の行動で恥をかいたホスは計画を一部変更させる。当初は模擬戦でリディアを打ち負かし屈辱を与えるというものだった。その準備としてリディアが使用する模擬剣に特別な仕掛けをする。お抱えの魔術師に依頼をして模擬剣に細工を施す。リディアに渡した模擬剣は鞘に収まっている間は特に何も問題はないが、鞘から抜くと重量が本来の五倍以上に跳ね上がるというものだ。突如として剣の重量が変化することでリディアを困惑させ、その隙をついて打ち負かす。これが当初の予定だ。だが、リディアに危害を加えられたことでホスの自尊心は傷つけられる。ホスはリディアに屈辱を与えるだけでは満足できなくなり最悪の方法を画策する。


 それは……、リディアの殺害だ。


 リディアの持つ模擬剣に細工があるのと同様にホスの模擬剣にも細工がある。いや、細工というよりはシンプルな方法。ホスの剣は模擬剣ではなく真剣なのだ。つまり、ホスは模擬剣と思わせている真剣でリディアを斬り殺そうとしている。


(貴族である私に恥をかかせやがって! この田舎者が! せいぜい無様な死に様を晒して私を満足させろ!)


 殺意を乗せたホスの凶刃がリディアへと襲いくる。一方のリディアは、突如として重量を変化させた模擬剣のせいで満足に動くことができずにホスの凶刃の餌食になってしまう……はずもなく。相手の剣が届く前にリディアはホスの後方へと移動する。目標を見失ったホスは驚愕するが、次の瞬間にホスの意識は闇へと落ちる。本来の模擬剣ではない重量のある模擬剣をリディアは不自由なく使いこなしホスの後頭部に一撃を加えたのだ。


 無防備な後頭部へ一撃を喰らったホスは無様にも倒れ込み気絶する。ホスが戦闘不能と判断したオーミックは試合を止め勝者であるリディアを見る。


「そこまで! 勝者は……勇者リディア殿!」


 勝利を宣言を受けたリディアは不機嫌そうな表情で倒れているホスを見ると意識がなく聞こえるはずはないと理解しているが呟く。


「ふん……。あいにくだが、この程度の重量など私にとっては何の痛痒もない。出直してくるんだな」


 勝負がつきリディアはゆっくりとカイ達への元へ戻る。一方の気絶したホスは周囲の貴族達から声をかけられるが一向に目を覚ます気配がない。慌てた様子の兵士や使用人が担架を持ってくるなど救護に追われる。圧倒的なリディアの強さを目にした貴族はリディアを羨望と畏怖を込めた視線で眺める。


「お疲れさまでした。師匠」

「けっ! もっと思いっきりやりゃあいいのによ!」

「凄かったです! リディアさん」

「本当! 凄かったわ! なーんて褒めてるけど、私には早すぎて見えなかったわー」

「僕もです。流石ですね。リディアさん」


 カイ、ルーア、パフ、クリエ、ナーブがそれぞれ勝利したリディアを称賛する。しかし、当のリディアはいつも通りだ。


「大したことじゃない」


 冷静なリディアの反応にカイ達は相変わらずという表情で苦笑いをする。だが、そんなカイ達の元へもう一人ある人物が拍手をしながら近づいてくる。


『パチパチパチパチ』


「素晴らしいですわ! 流石はサイラスを救った勇者様! 惚れぼれしました」

「えっ?」「誰だ?」「さぁ?」

「先生……。この人……」「えぇ。魔術師ね」


 近づいてきたローブ姿の女性にカイ達が視線を向ける。クリエとナーブは女性が魔術師であることを察知する。リディアは油断のない視線を女性に向ける。


「何か用か?」

「うふふふ。お初にお目にかかりますわ。勇者様。私、このレインベルク王国の宮廷魔術師をしております。名をマズルークと申します。以後お見知りおきを……」


 口元に笑みを携えてマズルークはリディアへと丁寧に挨拶をする。


「そうか……。私はリディアだ。それから、いちいち勇者などと堅苦しい呼び方はやめてもらおう。面倒だ……」

「あら? そうですか? では、私のことも気軽にマズルークと呼び捨てで結構ですよ? それにしてもリディア様はお強いですねー! リディア様が倒したホス様は御自分でも仰っていましたが、剣の腕は一級なんですよ! 何しろ王都で彼に勝てるのは行方不明のスターリン様か……。騎士団長のオーミック殿くらいなんですから」

「そうか。それで……? マズルークといったな。お前はそのことをわざわざ私に伝えに来たのか?」


 マズルークの目的が掴めないリディアは確信を突く質問をする。だが、肝心のマズルークは笑みを絶やさない。


「まぁ! リディア様! 早速、私のことを呼び捨てにして下さるなんて! 嬉しゅうございます! うふふ。どうやら私のことを気に入って下さったようで――」

「いいから要件を言え!」


 話が一向に進まないため、声を荒げるリディアだがマズルークの態度に変化はない。


「あらあら。私としたことが怒らせてしまいましたか……。失礼をしました。まぁ、用事と言っても大したことではありません。よろしければ何ですが……。リディア様」

「何だ」

「私の元で働く気はありませんか?」

『――ッ!』


 唐突な勧誘にリディア以外のカイ達が驚愕する。一方で勧誘を受けたリディアは感情を表に出すこともなく平然と答える。


「断る」

「あら、それは残念。よろしければ理由を伺ってもよろしいでしょうか?」


 勧誘が失敗しても全く応えた様子を微塵も見せないマズルークへリディアは睨むような視線を向ける。


「理由か……。それは私がお前のことをよく知らないからだ。だが、一番の理由は……お前から発せられている臭いが嫌いだからだ」

「臭い?」


 臭いと言われたマズルークは鼻を小さく動かして自身のローブを嗅ぎだす。周囲にいたカイ達も鼻を動かすが全員理解できないでいる。……いや、一人だけリディアの言っている意味を理解した人物がいた。白人狼ホワイトアニマであるパフだ。臭いの正体に気がついたパフの顔色は徐々に青ざめていく。


「……言わせたいのか?」

「うーん。いいですわ。よくは解りませんけど。どうやらリディア様に嫌われてしまったようですから。ですが、私はリディア様のこと大好きですよ! ……だって、そんなにお強いんですもの――」


 笑みを残しながら踵を返すマズルーク。最後にリディアにしか聞こえない小さな声で呟く。


「――いい実験体になりそうですから……」


 去りゆくマズルークの後ろ姿が見えなくなるまでリディアは睨み続けるが、人の波に溶けこむと次第に姿が見えなくなる。マズルークが視界から消えたと同時にカイ達が質問する。


「師匠……。あの人は何なんですか?」

「変な奴だったなぁー。ところで宮廷魔術師って何だよ?」

「あれ? ルーア君。知らないの? 宮廷魔術師っていうのは王宮に仕える魔術師のことよ。まぁ、簡単に言えば王様直属の魔術師ね」

「へぇー……。うん? つーことはオメーらのトップだっていう、あのチビガキよりも優秀ってことか?」


 何気ないルーアの疑問にクリエとナーブの二人が揃って反論する。


「そんなわけないでしょう!」

「そんなことありません!」


 突然の大声に怒鳴られたルーアだけでなくカイまで驚いて姿勢を正す。


「いい! 確かに宮廷魔術師は優秀よ! あのマズルークっていう女性も相当の手練れでしょうね。でもね――」

「先生! 僕が説明します! いいですか! ルーアさん! 僕らのトップであるエルダーは王国一……いいえ! この世界最高の魔術師です! ですが、エルダーは地位というものに興味がないのです。ですから、宮廷魔術師の地位に着いていません。ですが――」

「次は私よ! あの糞爺を褒めるのは癪だけど。あの爺は何度も王国から宮廷魔術師になって欲しいって打診をされているのよ! でも、あの爺は興味がないからいつも断ってるだけ! つまり、あの爺はなろうと思えば宮廷魔術師になんていつでもなれるのよ!」


 興奮した様子でエルダーを熱く語るクリエとナーブに目を丸くさせるカイとルーア。いつもはエルダーに文句しか言わないクリエもナーブと一緒にエルダーを称える姿にカイは思う。


(……いつも憎まれ口ばかりだけど。クリエさんもウィルさんのことが大好きなんだ……)


 クリエの本音を聞けたことでカイは少し嬉しくなる。しかし、一方でパフの表情が優れないことに今更ながらに気がつく。


「あれ? パフ。どうしたの? 顔色が悪いけど……」

「……す、すみません。カイさん。私……少し気分が……」

「えっ! ぱ、パフ!?」


 青い顔をしたパフが倒れるように身体をカイへと預ける。驚いたカイだが、パフをしっかりと受け止めて新鮮な空気を吸わせるためにベランダへと移動する。外の風に当たりながら休息していたパフの表情が和らいくる。


「……ごめんなさい。ご迷惑をかちゃいました……」

「ううん。ごめん。パフ。すぐに気が付けなく……」

「けっ! カイのせいじゃねぇーよ! この魔術馬鹿共が興奮したせいだろう」


 悪態をつきながらルーアは諸悪の根源と言わんばかりにクリエとナーブを指さす。


「えー! 私のせいなのー!?」

「ぼ、僕もですか……?」

「当然だ! この魔術馬鹿!」


 ルーアはクリエとナーブを犯人と断定するが、リディアがルーアの答えを否定する。


「いや。違う。クリエとナーブのせいじゃない。パフが気分を害したのは……。あの女のせいだ。そうだろう? パフ」

「……はい」

「あの女? もしかして、さっきのマズルークって人のことですか?」

「そうだ」

「あー。そういやー。臭いがどうのって言ってたっけか? パフ。オメーはリディアの言ってる意味がわかったのかよ?」


 話を振られたパフは少し身体を震わせると自分の身体を抱くよう腕に力を込めながら頷く。


「はい……。わかりました……。あの人――」


 険しい表情で言葉を絞り出すパフに全員が注目する。


「――あの人には血の臭いがこびり付いてます……。それも尋常じゃない量のです。人間の血だけじゃなくて魔物や魔獣……他の血も混じってます……。あの人……、それだけたくさんの血を浴びてるんです……」

「な、なんで……。あの人って魔術師なんですよね? だったらどうして……」

「恐らくだが……、奴は良からぬことを行っている。何をしているかは知らんが……気に入らん!」


 リディアの言葉を最後に誰も何も言えなくなる。マズルークの目的や行っていることの答えを誰も持ってはいないからだ。


◇◇◇◇◇◇


「……うっ……。こ、ここは……」

「おや? 目覚めましたかな?」

「あなたは……神官の……」

「覚えていませんか? 無理もない。かなり手酷くやられたご様子……」


 王城にある一室でホスは目を覚ます。目を覚ましたホスに年配の男性が心配そうに声をかける。彼は王城に常駐する神官の一人だ。混乱しているホスへ神官が事の経緯を説明する。すると次第に自分の置かれた状況を理解したホスが怒りを露わにする。


「くそぉー!」

「お、落ち着いて下さい。あまり興奮されては傷に触り――」

「私は冷静だ! はぁ、はぁ……」


 冷静な様子など微塵もみられないホスだが、位の高い貴族であるホスに強く反論することのできない神官は困り顔となる。自分がいたところで役に立たない……いや、この場に留まることで難癖をつけられても迷惑と神官は席を外す。そのため、部屋にいるのはホス一人となる。


「くそ……。くそぉー……。この私が……あんな田舎者に……。うぅー!」


 感情をコントロールできずにホスは手近にあったガラス製のコップを壁へと投げつける。当然のようにガラス製のコップは粉々に割れてしまい大きな音を立てる。しかし、部屋にいるのはホス一人のため咎める者も心配する者もいない。何とも言えない状況にホスは少し冷静さを取り戻す。荒い息を整えるとドアに向かい声をかける。


「……誰かいないのか?」


 呼びかけに対して返事はない。仕方ないとホスがベッドから立ち上がりかけると部屋の扉が開かれる。部屋へと入って来たのは一人のメイドだ。部屋に入り扉の前に立ったメイドはホスへと頭を下げて口を開く。


「失礼いたします。どうかなされましたか?」

「お前は……。いや、そんなことはいい。すまないが部屋を片付けてくれ……」

「かしこまりました」


 入って来たメイドはホスの命令に疑問を持つことなく従順に従う。命令に従うメイドにホスは満足したように頷く。


「……そうだ。そうあるべきなんだ……。貴族の私に平民が逆らうなど!」


 リディアとのやりとりを思い出し感情を昂らせるホスに仕事を終えたメイドが近づいていく。


「どうなされたのですか? ホス様」

「あっ……。いや、別に……」

「もしかして、先程の模擬戦のことをお気になされているのですか?」

「――ッ!」


 王主催の晩餐会で起こった出来事だ。王城にいるほとんどの人が模擬戦について知っている。当然と言えば当然のことだが、ホスは自分が無様にも敗北した結果を多くの人々が知っていることを恥じて押し黙る。だが、メイドはホスの手をとり優しく語る。


「お気になさらないで下さい。ホス様……。あなた様は貴族です。あなたの行いこそが正しいのです。間違っているのは、勇者とはいえホス様に逆らったあの平民です」

「そ、そうだろう! お前もそう思うか!」

「はい。私はホス様の味方です。あなた様を支持いたします」


 優しい言葉をかけながらホスを全肯定するメイドの行動にホスを機嫌を良くする。表情に活気が戻ってきたホスはメイドに向き直る。


「そうだ。……お前の言う通りだ! 私は間違ってなどいない!」

「はい。ホス様は間違っておりません」

「ふ、ふふふ。おっと。すまない。そういえば、お前は昼間の……。えーっと。確か名前は……ポプラ。だったか?」

「はい。私はポプラです。ホス様……」


 名乗りながらポプラは自らの身体をくねらせホスへと預ける。その行動の意味するところを理解しているホスは満足そうな笑みを浮かべポプラの身体を抱き寄せ口づけをを交わす。二人は衣服を脱ぎながらベッドへと姿を消す……。



 行為を終えたポプラはホスに別れを告げて部屋を後にする。別れ際に名残惜しそうなホスから次に出会う日時を指定されポプラも了解している。廊下を歩くポプラは人目につかない場所で立ち止まると独り言のように呟く。


「……影粘液怪物シャドースライム


 ポプラの呟きに応えるようにポプラの影に身を潜めていた影粘液怪物シャドースライムが蠢く。その行動でポプラには十分に意図が伝わる。


「トコヨに報告をして、『計画は順調。人間の貴族を情報源として使える状態』……理解した?」


 問いかけに対して影粘液怪物シャドースライムは影の中で声にならない音を発してポプラへと了解を伝える。そのすぐ後にポプラの影から何かが高速で飛び出す。しかし、その何かを認識した者はポプラ以外にはいない。用を済ませるとポプラは何事もなかったかのように廊下を進む。


◇◇◇◇◇◇


 魔王城の一室。


 魔人王デーモンキングユダがいる部屋の扉が叩かれる。


「うん? 誰だ?」

「はい。トコヨです」

「トコヨ……? あぁ……、ポプラの部下か……。入っていいぞ」

「失礼いたします」


 扉を開けて入って来たのはポプラと同じようなメイド服に身を包んだ粘液スライムメイドのトコヨだ。長い黒髪、作り物のような綺麗な顔をしている。


「すまんな。副官クラスまでの名前は把握しているが……。それ以下の者の名前は把握できていないのだ」

「滅相もございません。私如きの名を覚える必要はありません」

「そういうな。連絡係をするお前の名ぐらいは覚えておくさ……。さてと、それで?」

「はい。ポプラ様からの連絡をお伝えします」


 柔らかな笑みを浮かべてトコヨはユダへと報告をする。


 レインベルク王国。


 人間同士のいさかいを尻目に裏で画策する大きな悪意……。


 その存在は誰にも知られることなくゆっくりと進行していた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る