第170話 本部だけお盆休みなので店にしわ寄せが!!

小売り業やサービス業は年中無休で営業している。

お盆も正月も関係ない。

お店では主婦パートがお盆休みの連休を取ったり、この時期に帰省してしまう学生バイトの為に、シフト編成にも四苦八苦。

少ない人員でいかに効率的にお店を運営するかが課題である。

そんな状況なのに、本部はのうのうとお盆休み。

百歩譲ってお盆休みは構わないとしよう。

しかし!!

本部の人員がお盆休みを取る為に、お店にしわ寄せが起こっている。

本部の事務作業をお盆休みまでに終えるために、通常なら20日前後でいい店からの提出物を早く出せと急かす。

本部への店長の提出物や、月末のお店の売り出し品目の確認作業など急かされる。

この時期に本部が急かすのは、本部の人達がお盆休みを取る為にそれまでに処理をしたいからなのだ。

お店の事なんて何も考えていない。

自分達が休みたいから、その都合にお店を無理矢理合わせさせているだけ。

急かす連絡の突然来る。

夕方に電話連絡があり、今夜中に書類をFAXしろ、メールしろ、本部で在庫している商品の注文をしておけなどなど・・・

中小企業チェーンの本部なんて、お店の従業員を単なる金儲けの道具でしか思っていない。それは役員クラスだけじゃなく、末端の事務員までそんな考えである。

我々は支配者なのだ!という意識。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る