店頭で商品の整理をしていたら、

知らない爺さんが

「もしもし、私の事を覚えているかい？」と

声をかけてきた。

誰だろう？

お客さんなら失礼のない対応をしなくてはならない。

分らない・・・

誰だろう。

しばらく考えていると、

昔、本部にいた経理担当の部長だった。

元々取引先の銀行から引き抜かれた部長。

その部長を雇っているとその銀行からの融資を受けやすかったり。

歴代の経理担当部長はその銀行からの「天下り」。

どいつもこいつも同族経営のオーナー社長のご機嫌とり。

オーナー一族の子飼い。

従業員の給料は絞りに絞って、オーナー一族の利益を増やす役割。

お前の事なんか覚えていない。

何もいい思い出が無い。

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