第八話 紅炎王座開戦
大会当日、
獅羅雲学園
「さぁみなさん行きましょう。大会中は学園のみんなも来てくれます」
と逆に緊張するような事を明音会長が言う。
「緊張する……」
「確かに鳥肌めちゃくちゃたってるよ」
「悔いがないようにしよーぜ!」
三人は緊張しつつも気合いが入る。
そして、大会場所、
「さぁ聖爛学園まで行くわよ」
聖爛学園 聖爛リーグ場
「さぁ着いたわよ」
移動から二時間が経過した午前10時に到着した。
「やぁよく来たね、明音」
「あっ七ではないですか!おひさしですね」
「この人は誰なんです?」
他の男子はこの人が可愛すぎて見とれている状態であり、劍から見ても今まであった中で一番の美女と言っても過言ではない、可愛さである。
「あー劍達というか他の二年生達も知らない人はいるのね」
「明音、私から自己紹介するわ」
「いいの?ありがとね」
「私は聖爛学園の二年Sクラスの生徒会長をしているものよ」
「しかもこの女、八総合学園の序列一位よ」
八総合学園とは八つの学園の事で、その八つの学園全て合わせた序列もあるのである。
劍は一位という言葉に驚く。
そして、羽波は、
「この人が八つの学園のトップ」
と口を開けて見ている。
他の生徒たちもざわめく。
「まぁ一位は二人いるけどね笑」
この聖連七の発言により、劍はさらに、驚く。
更に他の生徒がざわめくが先生達が静め、他の生徒は会場へ先に向かう。
そして、聖連七が選手控え室まで選手を送って明音会長と別れの挨拶をし、自分の持ち場へ行く。
「さぁまずは一回戦ね。みんな気合い入ってる?」
「大丈夫です!」
「大丈夫ですよ」
「はい!もちろんです!」
と皆が意志を示す。
一回戦は二つのフィールドで行われる。
最初の二試合は獅羅雲学園の生徒が二人出場した。
結果は敗退したが見応えある試合だった。
次の二試合はある学園の生徒会長が出場して、盛り上がりが増した。
そして、次の試合は片方のフィールドで劍の試合、もう片方は、フリッツリーシャの試合である。
作戦会議をし、劍とフリッツリーシャが呼ばれ、会場の両脇に対戦相手が迎えに見える状態でいる。
そしてついに、
「ついに始まりましたー!引き続きアナウンスをさせてもらう、イグルです!よろしくねー!さぁ第三試合!片方のフィールドでは獅羅雲学園の序列2位!黒崎劍だーー!ついこの前、獅羅雲学園の生徒会長を倒したと言われる期待のルーキーです!」
「なかなか見所ありますねぇー!って、あっ私も引き続きアナウンスをさせてもらう、マナです!よろしくねー!」
「そしてもう片方は、
「この二人はどんな戦いを見せてくれるんだろうね!いい試合が見れそうだ!」
「もう片方のフィールドではなんと獅羅雲学園の序列五位!フリッツリーシャだ!前大会は惜しくも準決勝で破れてしまった今回は優勝できるのか!見所です!」
「前大会はあと少しでしたもんね!いやー今回は頑張って欲しいです!あと可愛すぎです!」
「そしてその対戦相手は、
「いやー前大会も波乱ばかりでしたからね!今回も波乱ばかりだったら面白そうですが今回はなかなか厳しいかもしれませんね!強い人が今大会は出すぎです!」
「さぁ長話もあれですし、試合を始めましょうかね!」
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