第七話 訓練の日々(下)

そして、訓練の日々が始まったのである。

次の日の朝、


今から、訓練か……

きつそうだなぁ

ってかなんか腰痛いわー

はぁ寝たい……


そう思いながらも劍はドアを開ける。


「おはよう!劍君!」


「おっ舞!おはよう!じゃ行くか!」





獅羅雲リーグ


「おっ早いですね!劍と舞さんが二番目です」


「えっ一番目って?」


「早く来たつもりなのにー。悔しっ!」


「あのーすいません、私が一番でしゅ、自己紹介させてもらいましゅね、私はフリッツ リーシャでしゅ。よろしくでしゅ!」


見た目は幼く髪は金色で身長は140cm後半でとても可愛い。


「劍君?何うっとりしてるの?」


「いたたぁ、舞やめろってー」


「女好き」


「ちげーよ」


舞は劍の耳をひっぱりながら拗ねる。


「これでも二年生のSクラスで、序列は四位でしゅ!」


「最後にしゅってつけるの可愛いなぁー」


「おい、」


舞はついにガチギレしてきたので劍はなぜか声がそれ以上でなくなり、謝る動作しか出来なくなった。


「あっすいません」


「心の声漏れすぎだよ?」


「はい。すいません」

と変な会話が続いていると、


「おはようございます」


「あっおはよう」


「いい会話が朝から聞こえますねぇ」


「ラブラブよね笑」


「確かに笑」


「ラブラブじゃありませんよ??」


「そうです!」


「まぁそんな事より自己紹介よろしくね」


「はい。私は拙渚つたない なぎさと言います。二年Aクラスです。序列は十四位です。よろしくね」


「よろしくお願いします!あっそういやー俺は、」


「皆二人のことはしってるでしゅ!問題児でしゅ!」


「嫌な意味に聞こえるのは俺だけなのか……」


「まぁまぁいいじゃない!でまた新しい人が来たわよ」

と言い明音会長含め八人が獅羅雲リーグに集まった。


「あと一人まだかなー」


「あーーーーまっーーーてーーー遅れてすいません!私は黒坂羽波くろざか うみです!よろしくお願いします!獅羅雲序列は六位です!一年Sクラスです!」


「来たのね。時間には遅れてないから大丈夫よ」


「すいません!」

と頭を下げるとすぐに頭を上げ、

「登校初日から、君の事見てたよ。かっこいいね!」

劍の方を指を指す。


「あっありがと。クラス一緒だよな。今回もよろしくな!」


「よろしくね!」


「じゃみんな集まったことだし、今から訓練の詳細を話すわね」


と言い訓練の詳細を話した後、訓練が始まり、機械と対戦したり、会長を含め今回参加する人達とも戦った。

その中で皆が新しい技を掴むことができた。

そして、黒坂羽波は何かしらと黒崎劍に話しかけ、仲良くしてくる。

劍も嫌ではなかったので仲良くすることにした。

二人とも呼び捨てで呼び合う中となり、他のメンバーともかなり仲良くなり、この訓練は強くなるだけではなく他の場面でも成長さしてくれることを、劍や舞は知った。




そして、紅炎王座戦の前日。


「この一週間、皆よく頑張ったわね。すごいと思うわ。でも本番はここからよ。みんな明日から全力で勝利をもぎ取って来てね!私は応援しか出来ないけど、全力で勝つ事を願っているわ」


「ついに、明日……」


「そうだね。勝たないとね!」


「初めての経験だし、頑張らないと!」


「よし、舞!羽波!頑張ろう!」

と劍と舞と羽波の会話が飛び交う。






帰り道、


黒坂羽波は誰かに電話をしている。


「あっもしもし!」


「なんだ、」


「明日、紅炎王座戦です!」


「そうだったな。計画は覚えているな?」

「はい……」

と悲しそうな声で答える。


「でも!勝って優勝すればいんですよね?」


「そうだ、勝てばいいんだそしたら誰も悲しまん」


「分かりました。おやすみなさい」


「あぁ……」


電話を切ると、

「舞、劍、会長……すいません。」

と消えそうな声でささやく。





次回やっと戦闘です。長くなってすいません。

六時間後にまた配信します。

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