第六話 訓練の日々(上)
「まぁなんで出場してもらうかと言うと、まず劍、あなたは私に勝ったと言うより、勝てた戦いがありました。その実力はこの学圏でも一位や二位を争うほどです。あなたは知らないと思いますが、今のあなたの獅羅雲学園の序列は二位です。ちなみに私は三位になりました!まぁそんな事より、あなたは強い、だからこれから一週間訓練を積んでもらい、紅炎王座戦で優勝して欲しいのです」
「まじかよ、で俺の事は自慢ではないけど理解はできた、でもなんで舞もなんだ?敵が襲ってくるかもしれないのに」
「だからよ、劍君はこの前あの黒服の男に負けたつまり、あの男は尋常な強さではない。仮に紅炎王座戦に舞さんがでて襲われたら、どうなると思う?」
「助ける事はほぼ不可能です。みんな死ぬかもしれません」
「それはないわね。紅炎王座戦では八つの学園の生徒会長や選りすぐりの選手がでるのよ。特に生徒会長のレベルになると私も一撃で倒される程の強い生徒会長が少なくとも三人はいるわ」
「明音会長が一撃でって……」
「なんだよ、そのチート」
「だから仮に敵が来ても大人の戦闘員もいるし、逆に捕まえることが出来る。あと舞さんは火人で力が五倍になるのよね?」
「はい。そうです」
「私が、見る限り舞さんはまだ五倍の力ではなく、その剣が力を出している。身体能力が五倍なら少なくとも私や劍じゃ勝てないはず。基礎能力はどんな剣よりも武器になるからね。だからあなたもいいところまでは行けるはず、そして舞さんはもっと強くなってあの黒服を一人で倒すぐらいにならないといけない。人の手を借りるばかりでは強くなれないわ」
「たしかに……」
言い返したいが、確かに事実だ。
これは認めるしかない……
「舞、お前は出るのか?」
「劍は?」
「俺は出るよ、力が欲しい。人を助けるな」
「劍がそんな正義感出しちゃったて私が出なかったらなんか変じゃん!私も出るよ!一人で戦えるようにするために」
「うん。二人ともいい決断だ。あとは詳細を教えよう今日から一週間後に紅炎王座戦はある。参加者は64人だ。生徒会長は来ると言ったが出ない学園もある。一つの学園に八人までだせる。他の選手はまた後に話そう。まずは明日から訓練だ。大きなイベント事があって選手として選ばれたら朝から夕方まで戦いの訓練ができる。明日は朝から学園の真ん中にある、獅羅雲リーグに来てくれ。頼んだ」
「了解した」
「分かりました!」
「あの人らも出るのか、面白くなってきたー!!」
と興奮する一人の女子高生がいる。
《あとがき》
次回、長い長いお話も終わったから戦いまでかなりスキップしようかなと思いますー!
三時間後にまた配信します!
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