第57話 ダンジョンに挑む前に。的なお話

目を覚ますと相変わらずの筋肉痛、相変わらずの昼前起きだ。

両隣ではセフィア達が気持ち良さそうに寝ている。

朝食抜きは不健康な気もするが起きられないのだから仕方がないし、事前に昼食を頼んでおいたのでそれまではゆっくりできる。

なので、昼までは嫁さん達の寝顔を堪能しよう。



嫁さん達の寝顔を眺めたり、頬をつついたりして寝顔を堪能したらそろそろお昼の時間ということで二人を起こしてキスをする。



「んちゅっ…ぅむ…ふぁ…。れんと。おはよう。」

「おはよう。セフィア。」

「ちゅっ…ふぅ…あっ…レント、もっと。」

「いやいや、もう朝どころか昼だから流石にそれは…というかそろそろルリエちゃんが昼食を持ってくるから。」


ーコンコン


「ほら来た。」

「むぅ。」


「お兄さん、セフィアさん、リリンさん。起きてますか?」

「起きてるよ。ちょっと待って。今開けるから。」


前は筋肉痛で上手く動けなかったけど、稽古にも多少は慣れて筋肉痛も以前程酷くないから普通に動ける。

まあ、痛いけど。


「おはようございます。お兄さん。お身体の方はどうですか?」

「ああ、前ほど酷くないし、大丈夫だよ。」

「今日もお手伝いしましょうか?」

「いや、今日はいいよ。今日は今後のことを話し合おうと思っていてね。」

「もしかして、結婚するんですか?」

「いつかはするよ。でも、それは今じゃない。今回は仕事の方だよ。」

「そうですか。分かりました。でも、もしも何かあれば気軽に声を掛けて下さいね。」

「その時は頼むよ。」

「はい。ではお昼ご飯を運びますね。」



昼食を食べ終わり、ダンジョンについて話し合う。


「それで、昨日言われたダンジョンなんだけど、どうする?それとも普通に依頼でも受ける?」

「うーん。僕はダンジョンかな。レントは前に世界を見てみたいって言ってたよね。」

「いったな。」

「それでね、ここからずっと東に行った所に迷宮都市っていうのがあるんだ。だから、いつか行くかもしれないしその為に一度ダンジョンに入っていた方がいいかなって。」

「なるほど。リリンは?」

「私も賛成。安全に格上に挑めるのは魅力的。」

「よしっ。じゃあ、ダンジョンに行くか。あ、でもちゃんと体調を万全にしてからな。」

「うん。」

「ん。」


とはいえ、事前にもう少し情報を集めてもいいだろうと思い、着替えた後はセフィア達と一緒にギルドへダンジョンについて聞きに行く。


いつもの受付の人に聞いてみた所昨日リィナさんに聞いた内容の他に経験値はダンジョンを出てから付与されるとか、ダンジョンの魔物は遺体がダンジョンに吸収される代わりに魔石とドロップアイテムを落とすといった情報を教えてくれた。

……アリシアさんはゲームを参考にしたのかな?

それ以外にもダンジョンで出てくる魔物や、ダンジョンの場所なんかも聞く。


そして聞きたかった事も聞けたので、ギルドを出る。

ついでに宿に帰る前にポーション類を買っておく。

普通のポーションにMPポーション、解毒に解麻痺も一応買っておいた。


宿に帰った後は特にする事を思いつかなかったのでレイカーさんに借りた本を読む。

もうすぐぜんぶ読み終わりそうだ。

これらが終わったらこっちの世界の本でも見てみようかな。


夕食を食べ終えた俺達はセフィア達と18禁な事をする。

セフィア達も治癒力向上のスキルがあるから寝る前くらいには筋肉痛も大体回復している。

そして一通り終えて川の字で寝る。

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