【第二章】結婚したい。
第42話 28万リムでした。的なお話
読書もひと段落ついた事だし、そろそろ冒険者稼業を再開しようと思う。
というか流石に一週間は休み過ぎだと思う。
そんな訳でギルドに来ました。
クエストボードにて依頼を選ぶんだけど、上のランクの依頼も受けれるようになったとはいえ一週間も休んでしまった為、今回は今まで通りラビット、ファング、ゴブリンの依頼を受けようと思う。
そして依頼書を手に受付に行く。
これまでも相手をしてもらった美人の受付さんのところだ。
「はい。確かに依頼を受理しました。あ、それとカードの更新を行うのでレントさんとセフィアさんはギルドカードをお渡し下さい。」
「はい。」
ギルドカードを職員さんは受け取ると奥に引っ込み、数分後特に変わった所がみられないカードを持って戻ってきた。
「それではギルドカードをお返ししますね。それと、これもお受け取りください。」
そう言ってギルドカードと一緒に量と重さが釣り合っていない小袋を渡してくれた。
想像してたよりも重かったので中身を聞いてみる。
「あの、これは一体なんですか?」
「お金ですよ。全部で28万リム入っている筈なので後でご確認ください。」
「はぁ!?え、なんで?」
「騎士団の方から犯罪奴隷として売った代金をレントさん達に渡してくれと頼まれまして。」
「はぁ、そう、ですか。」
この世界に奴隷なんていたのか。
でも、セフィアが普通に出入り出来てるし種族の差別を受けてないからてっきり、奴隷もいないのかと思ってた。
でもWEB小説なんかだと獣人ってだけで奴隷狩りにあってたりするし、それに比べたら十分クリーンな世界なはずだ。
それに今大事なのは、手元にある28万をさっさとしまってギルドを出る事だ。
奴隷なんかは後で聞けば良い。
「そ、それじゃあ、依頼に行っちぇ……イッテキマス。」
「い、いってらっしゃいませ。」
噛んでしまった。
恥ずい。
恥ずかしさを紛らわすかのようにそそくさと街を出る。
街を出てお金の確認をした後、セフィア達に奴隷について聞いてみた。
「この世界での奴隷の扱いってどうなってるんだ?」
「どういう事?」
「俺のいた世界では奴隷って居ないんだよ。昔はいたみたいだけど。それに本とかだと命と人としての尊厳を保証してあるのもあれば、人ではなく物として扱ってたり、人族では無いからって奴隷狩りにあう…なんていう本も有ったからさ。」
「そうなんだ。それじゃ、奴隷について説明するね。」
「頼む。」
「えっと、この世界だと奴隷には一般奴隷と犯罪奴隷の二種類があってね、一般奴隷の方は身売りした人達でね、口減らしとか借金とかのお金が無くてなるもので、犯罪奴隷はその名の通り犯罪を犯して奴隷になった人達の事だよ。」
「でも、問題は非合法の方。」
「非合法の奴隷なんてのもいるのか。」
「いる。」
「そっちの方は強引な手段で奴隷を集めるからね。」
「そうか。二人は可愛いし気をつけないとな。」
「そ、そんな、可愛いなんて。」
「気をつける。」
話がひと段落した所でラビットを発見した。
「さてと、それじゃ仕事にはいろうか。」
「そ、そうだね。」
「…ん。」
それからは狩りに狩った。
一週間も休んでたからなまってないか確認の為に簡単なのを受けたけど、特に問題は無かった。
これならEランクの依頼も問題ないだろう。
そして外で嫁達の手料理を堪能し、その後も2時間程狩ったら街に戻る。
ギルドで報酬と買取金を受け取って宿へと帰る。
宿が家みたいになってる気がする。
武器の手入れを行い夕食を頂く。
身体も拭いて嫁達も頂く。
寝る前にステータスを確認したら精力スキルがLV3になっていた。
自重すべきかな?
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