第63話



 俺達はポルトール子爵に見送られ予定通りに王都へと帰還した。


 色々と懸念事項もあったが、問題無く自宅へと帰る事ができ、ソフィアやウェストとも城での帰還の挨拶や、リディアの件を終えたらお別れとなった。

 ウェストは今回の盗賊の事もあり、心配を掛けたからそのまま実家に帰ると言って居たので暫くは会えなそうだ。


 ポルトール子爵低で話が上がった堀を築く作戦の話は、もう既に考案されていてその周辺にて非戦闘員がいつでも作業できる様に待機しているらしい。

 今更攻めることを止められても困るから動き出すのを待っているのだそうだ。

 王侯貴族はもう既にオルバンズ伯爵を討つまでは止まれない。だからこのまま攻めて貰わないとならないのだそうだ。


 俺としても勝つ為に色々考案して動いている話を聞けて一安心。どうにもカミラおばちゃんがおっとりし過ぎてて不安だったんだよな。

 

 リディアに関しても数枚の契約書に署名して一刻の尋問を終えたら解放となった。

 そのまま自宅に連れ帰って皆に紹介したらすんなりと皆に受け入れてもらえた。


 どうやら「ご主人様のペットで十分なので私達の邪魔はしないそうです」とサラからの援護? が入った事で女性陣から受け入れられたようだ。

 俺としては一応初めての人だから一番特別だったりするんだけど、それは言わない方がいいだろうと心に秘めた。


 そんなこんなで帰還から一晩が開けて、朝からリビングに皆で集まっている。

『絆の螺旋』メンバーの他に、王女三人とステラ、エマさん、アレクも席についている状況だ。 


「えーと、先ずは今回の件の報告から――――――――」


 今回の旅で起こった事の概要を一通り説明を行ったのだが、予想外の事件が多すぎた。

 ソフィアの育成の話を面白おかしくしていれば彼女の「それは言わないでよ!」と声が響き緩い空気が続いたのだが、サットーラで襲撃を受けた話で待ったが掛かる。


「お待ちください!

 サラさん程の人が負傷するなど、どれほど危険な旅だったのですか!?

 それは盗賊の話ではありませんよね?」


 アリスちゃんの問いかけにサラが「すみません。油断しただけなんです……掘り返さないでください」と半泣きで小さな声を上げる。

 レナードが「くかか、戦ってみれば超雑魚だったんだろ? まあ、でも仕方ねぇだろ。車引いてる時にいきなり狙い撃ちされちゃぁよ!」とサラの肩を叩く。

 彼女は恨めしそうにレナードを見上げた。


 俺は「うん、そいつらは超雑魚だった。それでな」と続きを話す。

 それからは止められる事もなく、最後まで話し終えたのだが……


「ねぇ、私首を突っ込むなって言ったわよね?」とリズが腕を組んでジトっと睨みつけてきた。


「じゃあなに? 町に攻め込むのを黙って見てれば良かったの?」

「違うわよ! あんたがやらなくても良いでしょって話なの!」


 そう言って怒るリズを見て首を傾げたリディアがサラとステラに視線を送る。

 二人が何も言わない事を確認するとおずおずと手を上げて小さな声を出す。


「あのぅ……ご主人様以外は無理な状況でしたよ?

 弱そうな兵士十人が外壁の上に居ただけでしたし……

 あっちの騎士団長さんは偶々居たようなのですけど、諦めムードというか、壁壊されているのに待っているだけでしたから……」


 おお、流石俺の嫁。もっと言ってやって?


 そう言わんばかりにリディアに好い笑顔を向けて「だよなぁ?」と頷く。


「たったの十人だけ!? ……そう、だったの。

 五百の敵が堂々と攻めて来てるのに、何でそこまで後手後手なのよ……」


 リズは大規模な盗賊が居るとわかっているのに警戒態勢を取っていなかったポルトール子爵に呆れ、嘆息する。

 確かに言われてみれば、すぐ近くの村が落ちたというのに警戒すらおろそかになっていたのは失態だよな。


 けど、そこで俺に文句を言われても困る。


「てか、責めるならステラを責めろよ。こいつ足止めだって言ってるのに勝手に敵に特攻して助け出すのにめっちゃ危ない思いしたんだぞ?」


 と、告げ口してやれば「何それ! 詳しく話しなさい!」とご立腹のリズがバンとテーブルを両手で叩き立ち上がった。

 アリスちゃんもジトっとした目でステラを睨む。


 当の本人は「ひぃ」っと声を上げ、俺を見て全力で首を横に振った。


 必死さにちょっと可哀そうになり「……もうそこは叱ったし、やっぱりいいかな」と流そうとしたが、リズは流してくれなかった。


「いいから話しなさい」と彼女の強い要望によりステラの行動の全貌が晒された。


 彼女が行った一部始終を淡々と告げた。

 皆、絶句している。

 五百の敵に単身つっこんでいくアホさ加減に。

 怒りを露にしていたはずのリズが、素朴な疑問を問うように言葉を投げかけた。


「……何故、一人で突っ込んで行ったの?」

「中に入れば遠距離攻撃がなくなるからやれると思ったと申しておりました」


 ちょこんと可愛く口を尖らせ、俯いて口を閉ざしたステラの変わりに俺はリズの問いに答えた。

 口を空けて絶句したリズ。その代わりかアリスちゃんから問いかけが続く。


「それでダメだとわかったのに、再び特攻をしたのですか?」


 彼女も怒っている様子は無い。ただただ信じられないといった面持ちだ。


「いや、二度目は全軍での特攻だったから無謀ではあっても許される行動だと思う。

 軍人としては多大な功績を挙げたって言えるんじゃないかな。

 傷だらけになってたけど、間違いなく一番討伐数を上げただろうし、本人も楽しかったって言ってたよ……物足りないくらいらしい」


 その物足りないという言葉に皆が目を剥いて再びステラに強い視線を向けた。

 そう。彼女はこの中で見れば強い方ではないのだ。リズやうちの武闘派メンバーには敵わない。

 そんな子が大軍に単身突っ込み一番の戦果を挙げたなど信じ難いことと言えた。


 だが驚いた表情が向く中、ニヤリと笑みを浮かべた者がいた。

 のほほんと陽気な声でその者は声を上げる。


「主よ、こやつを暫くわしに貸さんか? 危うくもあるが面白い逸材じゃ」


 ホセさんが楽しそうに問う。

 その問いに都合がいいとステラとの約束を果たす為にアリスちゃんへと声を掛ける。


「アリスちゃんどうかな?

 俺は、こいつを護衛にするより鉄砲玉にする方がいいと思うんだけど……」

「て、鉄砲玉……?」


 ステラが唖然とした顔で何か言っているが、構わずアリスちゃんに問う。


「ステラを鍛えてくださるという事ですわね。喜んで貸し出しますわ。

 ずっと戦う場所を求めて居たのに、私を守ってくれていたのですから」


 幸い今はエマさんとヘンリーが付いているので、すんなりと受け入れてもらえたようだ。

 そもそもリズに護衛は要らないのだから、適当に傍仕えでも付けてエマさんをアリスちゃんの専属にしたほうが上手く回る気がする。


「ひ、姫様ぁ……このステラ、必ずや姫様の剣として成長して帰って参ります!」

「ええ、その意気ですステラ。

 そうですわ! 正式に私の騎士になって功績を稼いで来てくださらない?」


 確かにもうステラは騎士になる事はいつでもできるが、その功績を奪うのはズルいんじゃないか?

 と思って声を上げたが、そんな事も無いらしい。

 姫がやる行為としては普通の事だそうだ。

 姫の騎士という名誉を与え、働きを持って返すのだとか。

 逆に自身が戦場に出る方が異常だとホセさんは言う。


「わしはこれ以上飛躍的に力を伸ばすのは難しいでな。付きっ切りで鍛えてやろう。

 戦いを楽しむものの育成は悪くない。主の時も割と楽しめたでな」

「おいじじい、なんで外の奴なんだよ! 手を貸すなら普通に考えて俺達だろ?」

「阿呆! ビビリながらやる奴らでは意味が無いからに決まっとろうが!」


 カッ! と殺気が飛ぶとグッと悔しそうに顔を歪めたレナード。


「いやレナード、ホセさんが本気で追い込むと言っているのだ。

 短期間で強くなれるだろうが地獄を見る事になるってわからないのか?」


 レナードに呆れた視線を向けるコルト。


「私もパスかなぁ。ホセ爺は気分が乗ると手加減忘れるし……」


 エメリーも苦笑しながらコルトの声に賛同する。


「ふん、手加減もクソも無いわ。ただ己より敵の方が強い所で狩りをするだけじゃ。

 この娘っこはそういうの得意じゃろ?」


 とホセさんが投げかけた言葉にステラの顔がパァァっと光り輝く。もう先ほどの沈んだ面持ちなど欠片も残っていない。


「師匠! 一生付いて行きます!」


 ステラはトコトコと歩き、ホセさんの後ろに控えた。もう既に彼女はアリスちゃんの護衛では無いらしい。

 現金な彼女に呆れた笑い声が響き、その声が収まると話が変わる。


「それで、今日からどうするの? いつものやつ?」


 そのリズの問いかけに俺は考え込んだ。

 ストーンウォールに障壁を貼り付けた実験をしようと思っていたが、それはソフィアが結果を教えてくれたのでやる必要はない。

 効果のほどがちょっと足りない気もするが、ワイアットさん達も色々動いているってわかったし俺達はこのまま自身を鍛えていればいいだろう。

 だが、何かちょっと新しい事がしたい気分だ。


「なぁ、ダンジョンボスってやった事ある?」


 リズに徐に尋ねた。


「一度だけ、十五階層までのダンジョンでやった事あるわ。耐久力が高い二十階層の雑魚って感じだったわね……あまり意義を感じなかったからそれからやってないわ」

「うむ。概ねはその感覚で間違っておらん。しかし、特殊な攻撃方法を持っている場合もある。やるのであれば騎士教会で情報を買ってからにするべきじゃな」


 なるほど。なら普通にやれるじゃん。ボスの階層まで行けないダンジョンしか行ってなかったからボスって見た事も無いんだよな。

 そんな事を考えていたが、ちょっとどうでもいいことが気になって口に出した。


「ねぇ、なんで地上ではぬしって言うのにダンジョンだとボスなの?」

「ふむ……一杯居るからではないかの?

 ボスと言うと一体限りという認識がある。

 地上では放っておけばわらわらと出てくるでな」


 なるほど。特に意味はなかった。だってぬしだって普通一体限りじゃん!

 まあ、突っ込まないけどさ。意味無いし。


 そうして雑談を終えると俺達はボス討伐をする事となった。

 皆が皆乗り気だったので、ピクニック気分で全員で行こうという話になり、ステラとホセさん以外は全員参加だ。


 だが、そうなると何処のダンジョンに行くかが問題だ。


「ボスって普通に放置されているものなの?」

「場所に寄るわよ。二十階層程度でこの周辺じゃ早々出会えないわよ。ボスを倒したいって人は割りと多いもの」


 やはり、何処のダンジョンを制覇しただの、ボスを倒しただのという話は割りと野良騎士のアドバンテージとして大きいものだそうで、ある程度手頃な場所は頻繁に討伐されているらしい。

 その上、運がよければ一攫千金も狙えるのだから当然と言える。


「余り危険は冒したくないが、折角行くんならやりたいよなぁ……」

「絶対は無いわよ。討伐の報告義務なんてないもの」

「うーん……なら、二十七階層までのダンジョンとかない?」


 ぶっちゃけ、スキル全開ならもう少し行ける気がするが、安全マージン考えるとそこら辺が限界だろう。

 そのくらいの階層ならば、アレクやリディア、ソフィ達なんかは適正狩場だから完全には無駄骨にならないで済む。


 流石にそこまでの往復ってなると何時間も潰れるからな。


「そうねぇ……あった気もするけど……エマ、わかる?」

「はい。お任せください。

 この近くですと二十五階層までの所と二十八階層までのダンジョンがあります」


 流石リズのサポートに命賭けてるだけはある。

 彼女が自らの荷物袋を漁ると、そのダンジョンの地図まで出てきた。その荷物袋の中に厚い紙の束が見えた。

 どうやら王都周辺のダンジョンの地図はすべて持っている模様。


「おいゴミ、ジロジロ見るな!」

「あ、そういう事言うの? 俺、今名誉伯爵だよ?」

「クッ……ハッ! 罰するなら罰しろ! 私はお前にだけは降らんぞ!」


 うわ、すっげぇ悔しそう。

 てかどこまで嫌いなんだよ! 傷つくだろ!

 え? なに? 私からエリザベス様を取ったお前を許す事は無い?


「もう、エマさんもカイト様と仲良くしてください。お姉さまに嫌われますわよ?」

「そ、それは……それだけは困ります。いいだろう。恩人、話くらいはしてやる」


 あ、未だに呼び方は恩人を採用するんだ。まあいいけど……

 そう言って地図を差し出してくるエマさん。


「それで、どっちに行く? やっぱり二十五階の方がいいよな?」と地図を眺めつつ問いかける。

 これには魔物種類、要するにボスの種類も書いてある。


「いや、どうかな……虫系統だから怯まないし引っ付かれて大変そう」 

「うん、アディがそういうならこっちにするか」

「二十八かぁ。三十三階層の雑魚で耐久力が高い感じだよね? カイト様がヘイストくれればやれるかなぁ」

「いや、ヘイストはソフィアの仕事だ。俺はもう基本的にこいつが居る時はしないぞ」


 そう告げればエメリーが「えっ? いいの?」とソフィアに視線を向けた。


「勿論いいわ。私も連れて行ってくれるのでしょう?」

「おう。この人数なら道中も問題ないだろ。てかボス部屋ってどうなってるの?

 入ったら出られないとかある?」

「ないない。だって出られなくなったら倒しても帰れないじゃん!」


 いや、良くあるじゃん。倒したら開かれるとか……って言ってもわかる訳ないか。


「なら全然問題ないな。てか俺達全員で集中攻撃すれば流石に即行で倒せるだろ?」

「そうね……十五階層のボスなら今の私一人でも即倒せる程だしやれると思うわ」


 なら早く行こうぜと俺達は屋敷を出て騎士教会へと向かった。

 当然、ボスの情報を買う為だ。

 流石のエマさんもそこまでは調べていなかった。リズがボスに余り興味を持っていなかったからだろう。


 そんなこんなで来てみれば、情報料は銀貨二枚とお安いものだったので即購入を決めた。いや、今なら多少高くても買うけど。

 というか折角なのでエマさんみたくこの周辺の奴を大人買いしてしまおうと思う。


「それでお姉さん、王都周辺のダンジョンのボスの情報買いたいんだけど、いいかな?」

「はぁい。ねぇねぇ、ついでにお姉さんの事も買わなぁーい?」


 この騎士教会の受付穣は大分味があり過ぎる顔だった。周りの野良騎士からの舌打ちが聞こえる。きっとこの人はこの世界では美人さんなのだろう。

 だが、俺にとってはキツイ外見だ。うん。リズってやっぱり普通に可愛いわ。

 そんな再認識をしながら彼女に言葉を返す。


「いや、そういうのいいから。あるなら早く出して?」

「ええぇ? 優しくしてくれなきゃ出してあげなぁーい」


 ……イラッときた。


「おい、いいから早く仕事しろよ」と言うと同時にアディとリズがカウンターを叩き割った。


「教会長呼んで来い! お前、仕事舐めてんのか!? あ”あ”?」

「あらぁ……随分とふざけた受付ね。お話が必要かしらぁぁ?」


「おーい、今から楽しいボス戦なんだけど?」と少し気後れしながらも問いかける。


「うーん、カイトくんがこいつにもう一回わからせてやれば許してもいいけどぉ」

「そうね。人の男に色目を使った代償は必要ね?」


 矛先がこっちに向かないかと不安だったが、先ほどの対応のお陰で二人からも優しい声が返って来た。

 面倒は早めに終わらせたいと二人の腰を抱いて、恐怖に身を屈めている受付穣に再び声を掛けた。


「俺にはもうお相手が居るので。仕事、してくれる?」


「は、はい、ただいま!」と彼女が漸く自らの仕事に取り掛かると、揉み手をしたイケメンな三十代くらいの男が擦り寄ってきた。

 カウンターの受付穣の一人が「あっ、会長」と呟いた。


「これはエリザベス様、ようこそお出で下さいました……もしや何か不手際が?」


 カウンターの惨状を見て苦い笑みを見せつつもヘコヘコする会長。


「ええ。あなたの所の受付が、大恩ある名誉伯爵に『優しくしてくれなきゃ仕事してあげなぁぁい』なんて抜かしたのよ。あと自分を買えとかね。無礼にも程があるわ」


 イケメンな会長はサーっと血の気が引いたのか、青い顔に変わった。


「申し訳御座いません」と深く頭を下げる教会長さん。


 すぐさま受付の女性を睨みつけるが、これは流石に可哀そうだと思うんだ。

 だってただちょっとうざいじゃれ方しただけじゃん?


「いや、俺はそれほど気にしてないから。それより早くダンジョン行こうぜ?」


 恐る恐るカウンターの無事な所にボスの情報が載った紙の束を乗せる受付穣。

 その紙束を「ありがとう」と言葉を掛けて支払いをして受けとる。


 とりあえず事態の収拾は付けておこうと、教会長と向き合う。


「ええと、カウンターを破壊してしまって申し訳ない。弁償します。これで足りますか?」


 金貨を二枚渡すと彼は「いえ、こちらの不手際ですので」と首を横に振る。その様はまだかなり不安そうだ。そりゃそうだ。怒らせた相手は王女様だもんな。


「大丈夫です。彼女には俺から言っておきます。

 この件はこれですべてお仕舞いにしますからお気になさらず」


 ばつが悪いのか、ツーンと顔を背けた二人のフォローを入れ、教会を後にした。


「お前らなぁ、確かにうざかったけど、やり過ぎだっての!

 教会長関係ないじゃん!」

「あるわよ! 部下の教育がなってないわ!」

「いやいやいや、あの程度の奴は普通に居るだろ?

 他の受付穣に頼めばいいじゃん。カウンター叩き壊すのはやり過ぎだっての!」

「だって……私より美人だったからムカついたんだもん」

 

 とうとうアディから本音が零れた。だが、俺からしたらぶっさいくだったぞ?


「えっ? カイトさん、あれがダメなん? ブス専極まれりだな……」


 と、レナードが言った瞬間、彼の叫び声が街中に響き渡った。


「おいー! お前らボスより危険だっての! 死ぬ! 死ぬからぁぁ!」

「誰がブスで危険よ! 死ねぇ! 今すぐ死ねぇ!」


 珍しくリズも参加してのレナードキックタイム。白熱しすぎていたので途中でヒールを掛けてあげた。


「ちょ、それもありがたいけど、助けてくれよぉ……」


 本気で泣きが入ったレナード。仕方が無いので止めに入って漸くボス狩りに向かう事となった。

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