第4話 食料管理には気をつけろ
「とりあえず今夜を乗り切る事だけを考えろ、話はそこからだ」
トモカズが言う
「まぁ幸いにも食べ物はまだ残ってますから、確かこの袋の中に……あれ?」
かばんが袋を開くが中身は空になっていた
「あの博士…一つ質問してもいいですか?」
すると博士は
「なんなのです?」
「私たちが旅館にいる間にバスに乗ってんだんですよね?」
「そうなのです」
「その間荷物はバスに置いてありました、そしてその隣にすわってましたよね?」
「そうなのです」
「この袋に入ってた食べ物はどこに行ったんですか?」
「お前の様な勘のいいヒトは嫌いなのです」
それを聞いたトモカズは無言で博士をかまくらの外に放り投げた
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ざむいのでずう゛う゛う゛う゛う゛う゛!!」
その様子を見たかばんは
「あの流石にやりすぎじゃないですか?死んじゃいますよ?」
するとトモカズは
「あ?死にやしねえだろ、それにあんくらいやっとかないとな、たまにはお仕置きも必要なんだよ」
「お仕置きだと!」
突然コウテイがかまくらの中に入ってきた
「どんなお仕置きなんだ!鞭打ちか!縛りプ●イか!ロウソクか!」
トモカズは無言でコウテイを外に放り投げた
外からは
「そうか!吹雪の中で放置プ●イか!」
「いいかお前ら何も見なかったことにしろ、今から完全に蓋をする」
そう言いながらトモカズはかまくらの穴を閉じた
「でもこれでは真っ暗で何も見えませんよ?」
かばんが言った
するとトモカズは
「じゃあこれでいいだろ?」
💡
頭の上に電球を出した
「いやどうやったんですかそれ!」
1時間後
「どうやら吹雪は収まったみてえだな、本当は夜に動くのは危ねえが食いもんが無え、今のうちに行くぞ」
そう言いながら雪を掘っていく、すると…
「……コノハズクじゃねえか、何してんだ?」
雪まみれになった博士が姿を現した
「お前が外に放り投げたのではないですか!!もう怒ったのです!獣文化アタック!!」
すると博士は体を丸めかまくらの中で暴れ始めた
「暴れないでくださいこんな狭いところで!」
助手が慌てて止めようとするが博士はトモカズに突っ込んでいく
しかしトモカズはそれを交わした
「あ、避けられたッ!背中痛ァッ!」
博士は勢い余ってぶつかった、そして
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「おいマズイぞ!かまくらが崩れ…」
ドシャアァアアアア!!
翌日の朝
「何してるの?あなたたち」
ギンギツネが雪に埋もれたトモカズ達を見つけた
「雪山でキャンプやってた…」
トモカズが静かに答えた
お知らせ
今回から久しぶりに質問コーナーやります
「はい、というわけで久しぶりに質問コーナーやりまぁす、え?どうやるって?一期を見直す様に」
トモカズがダルそうに言った
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