緩さと本気の狭間で書いてます。
人の子と疑惑を向けられるあやかし。あやかしの世界で成長し、イニシエーションがあります。ずっと、どんな話になるのか、盲目の主人公のように暗闇を手探りで読み進む感じがあります。和風ファンタジ…続きを読む
人と妖、都と山、男と女、陰と陽の如く別たれた世界で生きてゆく主人公の物語。自分はどちらなのかと問いかける主人公の切なさが染みるお話でした。
中華を舞台にした、人と妖の狭間に立つ盲目の主人公。盲目ゆえに葛藤し、己が存在の意味に困惑する。 この作品の醸し出す幻想的な世界観は中華の山中に存在する神仙の世界を幻視させる程に美しい。そして…続きを読む
いにしえの世界、あやかしの住む山中を描く文体がすばらしく、どんどん引き込まれます。人として何を超えて何を残すのか。様々に成長するわたしたちにとっても、課された命題だと感じます。
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