碧天のアドヴァーサ(旧:最強とは身体改造のことかもしれない)

作者 ヨルムンガンド

176

70人が評価しました

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★★ Very Good!!

滅んだ空中国家から地上へと飛び降りて旅立った少年『ルク』。ハンターの少女『クリネ』と出逢い友好を深めるが、彼女を狙う謎の集団『ロスターズ』とも因縁が生まれてしまう。
ルクは圧倒的な『身体改造』の能力を用いて、負けず劣らず強力なロスターズ達と、激しい戦いを繰り広げる――。

ファンタジーでありながら現代的な技術や設定も登場し、非常によく練られて作り込まれた世界観だなという印象を受けました。
そして何よりも主人公のルクとクリネの関係性が魅力的で、空から落ちてきた少年が少女と出逢って新しい旅が始まるという冒頭は、まさに王道なボーイ・ミーツ・ガールものです。こういうの大好き。
そして二人以外の味方や、立ち塞がる敵キャラ達も、どいつもこいつも個性に溢れています。そんな彼らが繰り広げる戦いが、地味で単調なものになるはずがない。迫力満点かつロジカルな戦い方でもあって、総合的に見てとても高い実力を感じられるハイファンタジー作品でした。

ただ世界観や設定、キャラやバトルの描写、展開のテンポの良さや前半のワクワク感などは文句ナシですが、作品の骨となる『目的意識』がよく見えないのだけは惜しいなと感じました。
ルクの過去や能力の真相はネタバレになるから出せないとしても、冒険や戦う目的をもっとハッキリ分かりやすく、要所要所で提示する必要があったと思います。
敵組織も『儀式』のためにクリネを狙っているようですが、その詳細もボカしすぎていて、要するに何がしたい人達なのか、それが伝わってきませんでした。
そんな風に作品全体の方向性や目的が見えないと、読者もどんなモチベーションで読み続ければ良いのか、その理由を見失って離れてしまいます。せっかく面白い内容なのに、そうなっては非常に勿体ないです。

ですがそれ以外の部分では、間違いなくハイレベルな作品だと思いました。ルクの秘密や敵の真の狙いが明かされ、物語… 続きを読む

★★ Very Good!!

 転生、転移なしのハイファンタジーで、主人公が最強という、お約束を踏まえた定番の物語です。

 自身の身体を様々に変化させる主人公は、読者に作者の強い拘りがある事を感じさせる象徴ではないでしょうか。

 衰退しつつある国、ヒロインとの関係、それに全てが定番、安心して読める展開なのだと思います。

★★ Very Good!!

惜しい……。
設定の細かさ、展開は満点の評価である。
ただ、文章の末の部分のである「〜〜た」の数が圧倒的に多いことから少し文章に幼さを感じた。実に惜しい。
まぁ、主観の判断であるから間に受けないでスルーしていただいても構いません。
ここまで辛口で申し上げさせてもらったが、最初に申し上げた通り、設定、展開は満点であるので、見てつまらないという作品ではない。
王道ファンタジーを貫通しているので、王道ファンタジーが好きな人は見てみてもいいだろう。

★★★ Excellent!!!

この上なく丁寧につくりこまれたファンタジーです。
世界観、物語の雰囲気、丁寧な展開、そこから繰り出されるハラハラの戦闘描写。
どこにもこだわりがあり、尚且つごまかしがない。すべてに理由や意味がある『強い』作品です。

流行に迎合しないスタイルも素敵で、作者様がつくりたい話をしっかりやりきっていることも魅力。
次へ次へと進みたくなるヒキ、サブタイトルづけとエピソードの紐付け。どこまでも構成がスゴい。

転生・転移なしの異世界ファンタジーをじっくり楽しみたい読者さまには、『間違いない』一作です。是非!

★★★ Excellent!!!

Twitterの企画で100以上の応募があった中から2つ選ばせて頂きました作品の1つです。おめでとうございます。
この作品は、他にはない独特のファンタジーの世界観。そしてストーリー性の高さ。文章の書き方はお手本と言える。この表現力は読者にしっかりと伝わる。何よりこの作品の醍醐味は戦闘シーンである。この戦闘シーンの描写は他には書けないこの作者の圧倒的な良さである。丁寧に書かれていながらも、しっかりと激しさや戦闘シーンのワクワクする感じが味わえる。主人公の戦闘シーンは特に良く出来ている。この世界観には読者は必ず引き込まれるだろう。読者を飽きさせない工夫もしっかりと出来ている。是非、他の作品も見てみたいと思う作家である。これからも陰ながら応援しています。頑張って下さい。

★★ Very Good!!

 自身の体に特殊な性質を付与できる、正体不明の主人公が駆け抜ける王道ファンタジー。
 主人公の多彩な知識と戦闘技術を魅せつつも、関わるキャラクターたちにも見せ場がしっかりとある良い作品です。

 メイントも言える戦闘描写は、難しい表現や細かすぎる描写は無く。気軽に読める上に挟まる説明も分かりやすいと私は思いました。

★★★ Excellent!!!

何よりも戦闘描写に着目してほしい!!スピーディでダイナミックな王道ストーリーに全く引けを取らないワクワクする描写力に脱帽しました!

例えるならそう、絵も話も上手い少年漫画のような作品です!

冒頭を読んで無双系だと勘違いするなかれ、そして主人公を値踏みすることなかれ。加速度的に面白くなっていくこの作品の今後から目が離せない!!

★★★ Excellent!!!

作品自体のクオリティも高く、しっかりとした構成になっています。

続きが気になる話の作り方、しっかりとした設定及び世界観素晴らしい出来栄えだと思います。


見る者の心を奪われる……そんな作品です。

内容については、一度お読み頂く方が楽しみになるかと思います。

私からは一言。最新話の微笑が気になるので更新早く!ですヾ(๑╹◡╹)ノ"


★★★ Excellent!!!

とても困りました。ええ、とても。
ここまで表現力のある方を見たのは初めてに近いです。
作り込まれた世界観の表現力は本当に素晴らしく、それに負けじとストーリーも面白いです。
きっと読まれた方は小説で臨場感を味わえる事でしょう。
これは見ないと損です。読み専の方も、小説を書かれてる方全てに見てほしいです。

★★★ Excellent!!!

何と言っても一つ一つの設定が素晴らしいなと思いました。

他には類を見ないストーリーでオリジナリティもあり、もっと人気が出ていてもおかしく無いなと思いました。

ここまでの凝った世界観のファンタジー作品は他には少ないと思います。

物語1話1話に味があるので読者を飽きさせず読んでいて楽しめると思います。

是非一度拝見してみてはいかがでしょうか?

★★★ Excellent!!!

個人的に文章の雰囲気がすごく好きです。

静かながらも丁寧に描かれているため、読者にも物語が伝わりやすくて読みやすいです!
話ごとに視点を変更することでキャラクターのしっかりと形作られていくので読んでいて楽しい!
「俺TUEEE」系などのウェブ小説の流行りの部類ではないのかもしれませんが、私はこういう作品の方が大好きです!

★★★ Excellent!!!

場を示す言葉がとても上手く、すんなり想像できる上にかなりスラスラ読めました。主人公の破天荒な行動と、時折みせる大人っぽさがたまりません!!
ヒロインの彼女にも感情移入がしやすい書き方になっているため、自分の事のように手に汗握って読めました!
行動にいちいち驚いたりすることは物語の中では無くなってきているのですが、久しぶりにあの感覚が味わえました。

★★★ Excellent!!!

ストーリー自体はよく言えば王道、悪く言えば有りがち、という感じだな。と思った矢先にはて?なんでこんな読みやすいんだろうか?
答えは視点と描写のやり方だった。目線を行動を起こしたモノからずらし、分かりやすくする。本来違和感がある描写も、視点を変える事で上手くまとめていた。

★★ Very Good!!

一章まで読ませて貰いました。
普段あまり読まないジャンルですが楽しく読ませていただきました!

Twitterで辛口の感想をとのことでしたので、僕なりの見解をまとめさせていただきます。
尚、あくまで僕の意見ですので、これを読んでいるカクヨムユーザーの方は是非この作品に目を通してレビューしてください。

それから、僕はまだ一章しか読めていません。この先の二章ではできていることをココで指摘してしまうかもしれません。予めご了承下さい。


ストーリーの内容に関してですが、すいません。冒頭でも述べた通り普段読まないジャンルなので下手に触れないでおきます。


文章の書き方的な所でいくつか。
必ずしも作品には見せ場があると思うのです。この作品でいえば戦闘シーンでしょうか。
なので戦闘シーンとそれ以外の文章でもう少しメリハリをつけることができればもっと躍動感が増し、もっと魅力的な作品になると感じました。
文章にメリハリと言われてもピンと来ないかもしれませんが、それが出来ている作品は人気を伸ばしやすいです。
不思議と読んでて熱くなる作品ってありますよね。それってストーリー構成が上手いだけじゃなく、文章での雰囲気作りも上手なのです。
この作品も雰囲気作りができていないわけじゃないですが、もう一歩と感じてしまいました。
雰囲気作りで大事なのは情景描写です。戦闘中に主人公の独白のシーンがあるのは多いに結構なのですが、情景描写も忘れず、またその情景描写で何を伝えたいのか(例えばスピード感だったり緊張感だったり)を意識して書いてみてください!


あと、横文字の名前って覚えにくいんですよね。
日常から見慣れていないという人が大半を占めるので。
ダメってわけじゃないですし、この世界観で佐藤くんなんて出てきたら疑問符しか出てきません。
だた書く上で、覚えにくいという事実があることは念頭において置いて… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

【面白かった点】
・展開が早く、退屈せずにサクサクと読み進める事ができた。
・驚くような展開があり、その回収もきちんとされている。
・戦闘シーンも力押しではなく、勝つべき理由が描かれている。

【気になった点】
・魔導(魔法?)と科学が入り混じった世界観だと思うが、どのような世界なのかが読者の想像に負うものが多い。もう少し、街並みや科学レベルなどの描写が欲しい。
・主人公の性格がクール系だと思うが、ヒロインのためにいきなり怒ったりと、心理の展開が読み取りにくい。ヒロインが主人公にひかれる点も、もう少し描写の積み重ねが欲しい。
・ハンター制度について、この世界でどのような役割を果たし、上級の前の中級・初級ハンターがあるなら、上級との違いが知りたい。

★★ Very Good!!

 一人の少年は、はるか空から降り立ち、冒険を始める。
 その身に宿した力が、どれだけ異端かも考えずに――。

 有り余る力を持つ少年、ルクの行く先々に現れる、多彩な人々。
 時にぶつかり、時に笑い合いながら、ルクと彼らは絆を育んでいく。彼らもまた、ルクの無邪気で真っ直ぐな一面に惹かれ、行動を共にする者も。
 その一方で、ルクは己の身体に宿った力について知り始める。
 彼が宿した、力の真実とは?

 全般的な描写が大味ではあるものの、そこで描かれる展開はまさに王道。
 懸命にぶつかり、努力し、刺激し合って成長する人物たちの姿がある。
 そんな生き生きとした彼らとの冒険を、楽しんでみてはいかがだろうか。