永劫回帰‐リミット・オブ・ワールド‐

作者 九頭見 灯

シニカルでインテリジェンスな思考遊戯

  • ★★★ Excellent!!!

AIのシンギュラリティ問題を彷彿とさせる今時のテーマでありながらも、宇宙をも認識できなくなるという想像力の飛躍が感じられる佳作でした。
終始シニカルでありながら、主人公のヒロイックな姿勢が物語としての基軸をきちんと作っていて、設定だけでは終わらない胸熱展開に魅せられました。
これから人類はいかにAIと付き合っていくのか、社会はどのように変容し、それでも変わらない人間の本質とは何なのかを問い詰めた作品だと感じました。
SFファンはもちろん、現代社会に問題意識を持っているすべての人に読んでいただきたい一作です。

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