隣人

作者 天音 花香

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★★★ Excellent!!!

一度読んで、自分に素直になれるような気持ちになりました。
隣人から投げかけられる言の葉は心を包んでくれるときもあれば、刃物のように切り込んでくるようにも感じます。
すべては想いを真剣に向けているから紡ぎ出された言の葉たち。人生を大きく変えてしまうことがあるのだと考えさせられました。


今日、久しぶりにまた読みに来てしまいました。ちょっと心が辛くて思い出したように読みに来ました。
明日、もう少し頑張ってみようかな。

★★★ Excellent!!!

お隣に住んで、主人公の悩み相談に乗るだけの彼では、ありませんでした。

一人暮らしを始めた主人公は、女子大生という言葉に、おそらく少し違和感をおぼえる女の子。
引っ越し先にて、高校時代に想いを寄せていた人に「隣人」という形で、再会します。
彼の名は古賀君。煙草を愛飲しています。
古賀君の放つ台詞は、主人公の何処か頼り無い心の空隙に、煙草の煙のように忍び込むのです。そして……。

本当の「隣人」の意味は、是非、あなたの目で確かめてください。

★★★ Excellent!!!

私は引っ越した。
かつて好きだった人が偶然、隣人に。昔とは少し変わった彼。

自分がベランダに出る度に話しかけてくれる。人生相談にのってくれる。

植物に話しかける癖がある主人公の悩みは徐々に解消されていく。

文章うまいです。爽やかなタッチ。

心地よいラストもよかったです。

★★★ Excellent!!!

 大学生活を送るにあたって、一人暮らしを始めた主人公。しかし、主人公の部屋の隣に入居したのは、高校の時に主人公が好きだった彼だった。
 不器用な主人公は、大学内での人間関係に悪戦苦闘。もっとこうしたい、こうなりたい、という思いはあるのに、空回りしてばかり。一方の彼は髪を赤く染めてタバコを吸い、まるで高校時代とは別人だった。しかも、主人公が部屋のベランダに出るたびに彼もベランダに出てきて、主人公に失礼だが的確な言葉をかける。
 主人公が彼を好きになったのは、高校時代。掃除のときに割れた花瓶を、淡々と片付ける彼を見てからだった。そんな彼は大学進学と同時に変わってしまったのか? 大学という自由な場所。服も髪型も、自由。制服も校則もないからだ。でもだからこそ、置いていかれまいと必死だった。
 そんな中、親しい男友達が現れ、彼に近づかない方がいいと忠告する。
 果たして、主人公と彼の関係はどうなるのか?
 
 他人との距離や、自分の居場所でもがいている人に贈られるべき一作。

 是非、御一読下さい。