拝啓どこにいるかもわからない君

私が今でも君のことを好きだなんて言ったら

笑っちゃいますよね

小さい頃からずっと好き

ただいつでも言えたはずの言葉が

ずっと言えませんでした

そうこうしているうちに15年

あれから君はどうしていますか？

幸せに笑えていますか？

私は君の幸せを願うばかりだった

　　　　　　※

友達が欲しかった

でも友達をつくろうとはしなかった

友達は元からそこにあったものだった

友達はつくるものではなくて

自然と成っているものだった

友達を欲していない自分もいて

余計に友達のつくり方がわからなかった

ただ自然体であり続けること

そこに自然と人が集まって

一人ではなくなっていた

　　　　　　※

子供から何もかもを取り上げていく現代社会

ろくでもない大人がさらにろくでもない大人を量産させようという負の連鎖

感情豊かな子の夢を大人が現実という名の社会の厳しさで、どんどん摘み取っていく

こんな腐った世界、誰が生きたいと思うんだ？

あんたら生きてて楽しいかい？

私は息が詰まりそうだ

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