episode.『08月10日(月)』
私がいなくなっても
彼らはきっと悲しみはしない
知る由もなく忘れ去られる
彼らにとっての私は
くだらない話をするだけの
うざい人でしかないのだ
関係を断つまいと話しかけ
言葉を交わすたび壁を感じる
彼らはもう友達ではなく
旧友なのだとそう思わされる
それでも嫌いにはなれないんですよね
※
助けてって、叫びたくて仕方がない
何もかもが潰えて、全てが塵となって
夢よりも死を渇望している
死を選んでも悲しむ皆を想像するばかりで拝められない
今にも泣き出しそうな日々が続いている
ここで死んでも私なんていなかったと
何も残らず終焉する
そんな切ない結末だけが待っているんだ
※
助けてって言えなくて
子供のままでいたくて
幸せだった過去に浸り
好きな人は思い出の中
夢を掴むこともできず
息苦しい現実が蔓延る
死を渇望するほど病み
死んだ心は悲鳴を上げ
死ぬことばかり考える
そんな毎日の延長線上
ここまで追いつまられ
疲弊したのは初めてだ
もう死んでもいいですか
※
何があったわけでもなく
何もなかったから苦しい
助けてくれる人も
支えてくれる人もいない
そんな中で一人生き続け
独りで足掻き続けたんだ
好きなことに一途でいて
夢を諦めずに歩んできた
それでも認められなくて
見つけてさえもらえない
そんな世界で生きる理由
生きる意味がもうないよ
※
今ここでだけ、ほんの少しだけ本音を言わせてください
今までにないくらい泣きそうで、死にそうです
考えすぎて、思い悩みすぎて心が疲弊しきっています
生きる希望がどんどん潰えて
心も身体もボロボロで……
一歩間違えば死んでしまう
そんな今にいます
本当に今までにないくらい死にそうです
※
誰かに相談すれば楽なのかもしれない
それでも、そこまで信頼できる人なんていない
言ったところで何も解決したりはしない
だから今まで通り、一人で何とかしようと頑張っている
けれど今回ばかりはどうすることもできない
本当に死を引き寄せる
下手なことはできない
怖くて怖くて、仕方がありません
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