奢られるのは好き。

けれど、後から見返りを求めるのは、ただの貸し。

奢るのは幸せの振りまき。

周りに笑顔になってもらえ、ただそれだけで満足する。

奢られるのも好きだけど、奢るのも好きなんだ。

奢られるのにも、人は選ぶ。

毎日あっても、ありがたみがない。

時々だから、思い出は輝くんだ。

　　　　　　※

愛されることはない。

欲しいモノは手に入らない。

幸せにはなれない。

そんな切ない日々がある。

それがいつしか当たり前となって、未来へと続いている。

もう、何にも期待しない。

誰も頼らない。

誰にも助けを乞わない。

生きる活力を完全に失ってしまった。

生きた屍が望むのは一つだけ。殺して。

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