どちらも大切なものだから。

どちらも捨てきれないでいた。

こんなにも一喜一憂したのは久しぶりで。

日増しに弱さを増す心が、一気に疲弊している。

もう何も考えたくないと、溜まった濁りを水に流す。

汚染された感情が器から溢れ出すように覇気が失われる。

冷静に立ち回れないなんて、重症だな。

　　　　　　※

澄んだ青空に肌寒い空気。

何度も空を見上げては涙を零しそうになる。

胸に蔓延った切なさ。

孤独の二文字が、離れることはない人生。

きっと誰にもわかりはしない感情。

純粋に誰かを思い、何かを思い。

帰っては来ない木霊を永遠に待ち続けている。

いつか叶うと信じている。

私は愛に飢えている。

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