風力発電焼き鳥屋

鳥が風力発電のプロペラに当たって死ぬと言う話を聞いて、かわいそうだなと思った俺は、焼き鳥屋を始める事にした。

 鳥だけに、とりあえず屋台を買った。しかしオヤジギャグを言っている場合ではないので、さっそく風力発電機の下で店を開いた。

プロペラに当たって落ちてきた鳥をさばいて、電熱器で焼くわけだ。鳥肉を仕入れないでいいし、電気は発電機からはいしゃくするわけだから、これぞ一石二鳥である。

 しかし問題があった。

 焼いていると時々鳥が屋台の上に落ちてきて、ドサッっと音がしてビックリする。なんだよ鳥のやろう急に落ちてきやがってと思ったが、落ちてこないと商売にならないので我慢した。

 そして風力発電機は風の強いところに設置してあるので、タレが飛び散って目に入り、結膜炎になった。

 さらに、かなり人里離れたところにあるので客が全く来ない。

 最大の問題は2メガワットの電力で焼くので、鳥がすぐ黒こげになると言うことだった。

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