仙人との団欒
「チェリーコードちゃんの手料理、美味しかったわ」
「お口に合ったならよかったです。今日は泊まっていかれるんですか?」
「ええ。寝床なら気を遣わなくていいわ。眠らなくても平気だから」
「そういうわけにはいきませんよ。今のレティさんはお客さんだし、それなりのもてなしくらいさせてください。俺たちが寝てる間に退屈されても困りますからね」
「ふふふっ、お客さん、か。それなら従うことにしましょう。ただし、一つ条件があるわ。バースくんとチェリーコードちゃんの間で眠らせてくれる?」
「えっ……ま、まあ、いいですけど」
「ありがとう。ところで、二人は結婚しているの?」
「し、してないですよ」
「あら、夫婦みたいだったからてっきりそうなのかと。結婚式を挙げる時は私も招待してね」
「は、はあ。さすがにまだ気が早いですよ」
「ふふっ、どうかしらね。さてさて、私は腹ごなしに少し散歩してくるわ。かつてのティルナの面影を探してみるのも一興でしょう」
「行ってらっしゃい。迷わないように気をつけてください」
「ええ。イチャイチャするなら今のうちよ」
「い、いいですよ、余計な気を遣わなくて」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます